Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第32章 ワークユニット関連定義> 32.1 ワークユニット定義> 32.1.3 ワークユニット定義の制御文

32.1.3.3 Application Programセクション

 アプリケーション情報を指定します。

[Application Program]

Destination:

あて先名(オブジェクト名)

Concurrency:

プロセス多重度

Maximum Processing Time:

アプリケーション最大処理時間

Terminate Process for Time out

最大処理時間超過時強制停止の有無

Maximum Processing Time for Exit Program:

出口プログラム最大処理時間

Maximum Queuing Message:

最大キューイング数

Queuing Message To Notify Alarm:

監視キューイング数

Queuing Message To Notify Resumption:

監視再開キューイング数

Environment Variable:

環境変数

Maximum Memory for EJB Application:

EJBアプリケーション最大メモリ量

CLASSPATH for Application:

アプリケーション使用クラスパス

Java Command Option:

Javaコマンド指定オプション

Exit Program for Process Salvage:

プロセス回収出口プログラム名

Executable File of Exit Program for Salvage:

回収出口プログラム実行ファイル名

[構文規則]

[備考]

Destination:あて先名(オブジェクト名)

 通信を行う場合のあて先名(アプリケーションに対応するオブジェクト名)を設定します。STATEFULまたはSTATELESSのSessionBean(高速に呼び出すBean)を設定します。

 255バイト以内の英数字、ハイフン、スラッシュ、コロン、ピリオド、アンダースコアの文字列。ただし、先頭および最終文字のスラッシュ、2つ以上連続したスラッシュは使用できません。

Concurrency:プロセス多重度

 アプリケーションのプロセス多重度を設定します。
 1〜255の整数値。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、省略値として1が設定されます。

Maximum Processing Time:アプリケーション最大処理時間

 アプリケーションの最大処理時間の監視値(秒)を設定します。
 0〜86400の整数値。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、または0を指定した場合は時間監視を行いません。

Terminate Process for Time out:最大処理時間超過時強制停止の有無

 アプリケーションの最大処理時間超過時に、当該アプリケーションが存在するプロセスを強制停止するかどうかを指定します。
 “YES”:プロセスを強制停止する
 “NO”: プロセスを停止しない
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、省略値として“YES”が設定されます。
 なお、本ステートメントは“Maximum Processing Time”ステートメントに0以外の値が設定された場合のみ有効となります。

Maximum Processing Time For Exit Program:出口プログラム最大処理時間

 出口プログラムの最大処理時間の監視値(秒)を設定します。
 1〜1800の整数値。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、[Control Option]セクションの同名のステートメント指定値が使用されます。
 本ステートメントを省略し、かつ、[Control Option]セクションの同名のステートメントを省略した場合、省略値として300が設定されます。

Maximum Queuing Message:最大キューイング数

 キューに滞留できる最大キュー数を設定します。監視キューイング数が設定されており、かつ、滞留キュー数が、この値を超過するとアラーム通知します。
 0〜2147483647の整数値。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、または0を指定した場合は制限なしとみなします。この場合、最大キューイング数超過時のアラーム通知を行いません。
 また、本ステートメントが指定されていても、監視キューイング数が省略された場合は、最大キューイング数超過のアラーム通知は行いません。

Queuing Message To Notify Alarm:監視キューイング数

 アラーム通知を行う滞留キュー数を設定します。滞留キュー数が、この値になるとアラーム通知します。
 1〜2147483647の整数値。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、アラーム通知は行いません。

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 InterstageのStandard EditionおよびPlusにおいて本ステートメントを指定すると無視されます。

Queuing Message To Notify Resumption:監視再開キューイング数

 アラーム通知の監視を再開する滞留キュー数を設定します。滞留キュー数が監視キューイング数を超えた後、本設定値と同じになった時に、滞留キュー数の監視を再開します。
 0〜2147483647の整数値。ただし、監視キューイング数に設定した値以上の値を設定することはできません。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、省略値として監視キューイング数の70%の値(小数点以下切り捨て)が設定されます。
 なお、本ステートメントは監視キューイング数を指定した場合のみ有効となります。

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 InterstageのStandard EditionおよびPlusにおいて本ステートメントを指定すると無視されます。

Environment Variable:環境変数

 アプリケーションおよび出口プログラムが動作時に使用する環境変数を設定します。
 半角カナ文字を除いた4096バイト以内の文字列。
 設定内容は以下のような形式で指定します。
 “環境変数=値”

 ※ただし、文字種別・長さ以外のチェックは行いません。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、 実行時に[Control Option]セクションの“Environment Variable:”ステートメントで指定された環境変数が使用されます。
 なお、以下は本ステートメントの予約語なので指定できません。
   PATH
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   LD_LIBRARY_PATH

Maximum Memory for EJB Application:EJBアプリケーション最大メモリ量

 EJBアプリケーションが使用するJavaVMの最大メモリ量を設定します。
 16〜2047(単位はMバイト)の整数値。
 本ステートメントは、省略可能です。本ステートメントを省略した場合、JDK/JREのデフォルト値を使用します。

CLASSPATH for Application:アプリケーション使用クラスパス

 EJBアプリケーションが動作時に使用するクラスパスを設定します。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、使用クラスパスなしとみなします。
 本ステートメントは、最大30個まで指定可能です。複数指定する場合は、それぞれのステートメントを繰り返し記述します。

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 255バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00〜0x1f,0x7f)を除く文字列。ただし、半角英文字の大文字と小文字、全角英文字の大文字と小文字は区別されません。
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 “/”で始まる255バイト以内の空白文字と半角カナ文字を除く文字列。

Java Command Option:javaコマンド指定オプション

 EJBアプリケーションの起動に用いるjavaコマンドに指定するオプションを設定します。
 255バイト以内の文字列。空白を含む文字列を指定する場合には、“”(ダブルクォーテーション)で囲んで指定してください。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、オプションなしとみなします。
 本定義項目の詳細については、“運用する”を参照してください。

Exit Program for Process Salvage:プロセス回収出口プログラム

 プロセス回収出口プログラムの名前を設定します。ただし、C言語のプログラム名しか指定できません。
 31バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00〜0x1f,0x7f)を除く文字列。
 本ステートメントは省略可能です。

Executable File of Exit Program for Salvage:回収出口プログラム実行ファイル名

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 プロセス回収出口プログラムの実行ファイル名を設定します。
 31バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00〜0x1f,0x7f)を除く文字列。ただし、半角および全角英文字の大文字と小文字は区別されません。
 本ステートメントは省略可能です。
 [Application Program]セクションと[Control Option]セクションの両方に“Executable File of Exit Program for Salvage:”ステートメントを記述した場合、[Application Program]セクションに記述した定義内容が、有効となります。
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 プロセス回収出口プログラムまたはプロセス停止出口プログラムの実行ファイル名を設定します。
 31バイト以内の空白数字と半角カナを除く文字列。
 本ステートメントは省略可能です。

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