Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第3部 EJB編> 第32章 ワークユニット関連定義> 32.1 ワークユニット定義> 32.1.3 ワークユニット定義の制御文

32.1.3.2 Control Optionセクション

 ワークユニットの制御オプションを指定します。

[Control Option]

Current Directory:

カレントフォルダ

Application Retry Count:

連続異常終了回数

Path for Application:

アプリケーション使用パス

Library for Application:

アプリケーション使用ライブラリパス

Environment Variable:

環境変数

Maximum Processing Time for Exit Program:

出口プログラム最大処理時間

WorkUnit Exit Program:

ワークユニット出口プログラム名

Executable File of Exit Program for Salvage:

回収出口プログラム実行ファイル名

[構文規則]

Current Directory:カレントディレクトリ

 アプリケーションおよび出口プログラムのカレントディレクトリを作成するためのパスを設定します。

image
 127バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00〜0x1f,0x7f)を除く文列。ただし、半角英文字の大文字と小文字、全角英文字の大文字と小文字は区別されません。
imageimage
 “/”で始まる255バイト以内の空白文字と半角カナを除く文字列。

Application Retry Count:連続異常終了回数

 自動再起動不可となるまでのアプリケーションの連続異常終了回数を設定します。
 0〜255の整数値。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、または0を指定した場合は無条件に再起動を行います。

Path for Application:アプリケーション使用パス

 アプリケーションおよび出口プログラムが動作時に使用するパスを設定します。

image
 255バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00〜0x1f,0x7f)を除く文字列。ただし、半角英文字の大文字と小文字、全角英文字の大文字と小文字は区別されません。本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、アプリケーション使用パスなしとみなします。
imageimage
 “/”で始まる255バイト以内の空白と半角カナ文字を除く文字列。本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、アプリケーション使用パスなしとみなします。

Library for Application:アプリケーション使用ライブラリパス

image
 アプリケーション言語にCOBOLを使用されている場合は、COBOLランタイムライブラリのパスを設定してください。APM名に“TDNORM”以外を設定されている場合、tdlinkapmコマンドで作成されたAPMにリンクされているライブラリのパスを設定してください。
image
 APM名に“TDNORM”以外を設定されている場合、tdlinkapmコマンドで作成されたAPMにリンクされているライブラリのパスを設定してください。
imageimage
 また、それ以外にアプリケーションおよび出口プログラムが動作時に使用するライブラリのパスを設定します。パスは、“/”で始まる 255文字以内の空白と半角カナ以外の文字列を設定します。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、使用ライブラリパスなしとみなします。

Environment Variable:環境変数

 アプリケーションおよび出口プログラムが動作時に使用する環境変数を半角カナ文字を除いた4096バイト以内の文字列にて設定します。
 設定内容は以下のような形式で指定します。
   “環境変数=値”

 ただし、文字種別・長さ以外のチェックは行いません。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、環境変数なしとみなします。
なお、以下は本ステートメントの予約語なので指定できません。
   PATH
image
   LD_LIBRARY_PATH
image
   SHLIB_PATH

imageimage

 COBOLで作成したプログラムは、コンパイル時のコード情報(環境変数LANGの値)を意識しており、実行時に同一環境でない場合、COBOLランタイムシステムはアプリケーションを終了します。このCOBOLランタイムのチェックを回避するには本ステートメントに以下の環境変数を設定することで可能です。詳細についいては、COBOLの使用手引書を参照してください。

 Environment Variable: CBR_CODE_CHECK=no

Maximum Processing Time For Exit Program:出口プログラム最大処理時間

 出口プログラムの最大処理時間の監視値(秒)を設定します。
 1〜1800の整数値。
 本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、省略値として300が設定されます。
 以下のセクションに、“Maximum Processing Time For Exit Program”ステートメントを記述した場合、そのセクションに記述した定義内容が、有効となります。

WorkUnit Exit Program:ワークユニット出口プログラム名

 ワークユニット起動時と終了時に、1回ずつ発行される出口プログラムの名前を設定します。
 31バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00〜0x1f,0x7f)を除く文字列。
 本ステートメントは省略可能です。

Executable File of Exit Program for Salvage:回収出口プログラム実行ファイル名

 ワークユニット出口プログラムおよびプロセス回収出口プログラムの実行ファイル名を設定します。

image
 31バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00〜0x1f,0x7f)を除く文字列。ただし、半角および全角英文字の大文字と小文字は区別されません。
imageimage
 31バイト以内の空白数字と半角カナを除く文字列。

 本ステートメントは省略可能です。
 また、“WorkUnit Exit Program:”ステートメントが設定された場合、本ステートメントは省略できません。
 以下のセクションに、“Executable File of Exit Program for Salvage:”ステートメントを記述した場合、そのセクションに記述した定義内容が、有効となります。このとき、各々のステートメントに、同一の実行ファイル名は指定できません。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2006