Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第30章 ワークユニットの設計> 30.1 ワークユニットを利用したアプリケーションの実行環境

30.1.9 滞留キュー数のアラーム通知機能

 処理状況に応じて、処理が終わらず滞留しているキュー数が、設定した監視キューイング数を超えるとアラーム通知を行います。また、設定した監視再開キューイング数まで滞留キュー数が減少すると、監視を再開します。

 これにより、システムの負荷状態をリアルタイムに監視することができます。

 滞留キュー数を監視する場合、以下の3つのポイントを監視できます。

 上記ポイントについては、ワークユニット定義で設定します。
 滞留キュー数の処理監視については、Systemwalker CentricMGRと連携することで、集中監視を行うことが可能となります。
 監視対象としたキューの滞留キュー数が、上記のポイントに達した時、Systemwalker CentricMGR 運用管理クライアントの画面上に、状態の遷移が表示されます。

これにより、滞留キュー数の増減に対してリアルタイムな監視が可能となります。
 Systemwalker CentricMGRとの連携については、“Interstage運用ガイド”を参照してください。

 EJBアプリケーションについては、ワークユニットで動作させた場合に使用できます。

 また、Systemwalker CentricMGRとの連携を行わない場合でも、それぞれの事象になった場合、メッセージを出力します。それぞれのメッセージを監視することで、滞留キュー数の状態を把握することでできます。
 以下にそれぞれの事象ごとに出力されるメッセージを示します。メッセージの詳細については、“メッセージ集”を参照してください。

 アプリケーションの種類

事象

EJBアプリケーション

滞留キュー数が最大キューイング数を超過した場合

滞留キュー数が監視キューイング数(任意)と同じになった場合

滞留キュー数が監視再開キューイング数(任意)と同じになった場合


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