Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド

28.2 EJBアプリケーション間連携を行うアプリケーション

　EJBアプリケーションから別のEJBアプリケーションにアクセスを行う場合は、EJBアプリケーションのメソッドからlookup処理を行い、呼出しの対象であるEJBアプリケーションのメソッドを呼び出してください。

　呼出し側のBeanが Session Beanの場合、以下の4つのフェーズが必要です。

• Enterprise Beanのオブジェクトの所在をネーミングサービスに問い合わせる lookup処理
• Enterprise Beanの create（生成）処理
• Enterprise Beanのビジネスメソッドを呼び出す処理
• Enterprise Beanの remove（消去）処理

　呼出し側のBeanが Entity Beanの場合、以下の2つのフェーズが必要です。

• Enterprise Beanのオブジェクトの所在をネーミングサービスに問い合わせる lookup処理
• Enterprise Beanの各メソッドを呼び出す処理

　EJBアプリケーション間で連携を行う場合は、Enterprise Bean Environmentの lookup処理を使用してください。詳細については、“Enterprise Bean Environmentの利用”を参照してください。