Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第26章 Entity Bean編> 26.10 Entity Beanの呼出し方法

26.10.1 Entity Beanの呼出し方法

 Entity Beanの呼出し手順および形態について説明します。Entity Beanを呼び出すアプリケーションからは、BMPおよびCMPの区別はなく呼び出すことができます。

■ 呼出し手順

 Entity Beanを呼び出す場合に必要な手順は以下です。

  1. Homeインタフェースの検索

    Session beanの場合と同様に、Entity Beanのオブジェクトの所在をネーミングサービスに問い合わせる lookup処を行います。lookup処理の詳細は、“Enterprise Bean Environmentの利用”を参照してください。

  2. Entity Beanのインスタンスの検索または生成

    Homeインタフェースに定義したcreateメソッドまたはfinderメソッドを使用してEntity Beanのインスタンスを取得します。

  3. ビジネスメソッドの呼出し

    Remoteインタフェースに定義したビジネスメソッドを呼び出して必要な処理を行います。

■ トランザクション機を使用する場合

 Entity Beanでは、データベースアクセス処理が行われますが、EJBサービスが提供するトランザクション配下でEntity Beanを利用することにより、データベースのデータを安全に処理することができます。

 また、Entity Beanを高速に呼び出されるBeanに指定することにより、Entity Beanに対するトランザクション制御を高速に処理することができます。

 クライアントから直接Entity Beanを呼び出すために、Entity Beanを高速に呼び出すBeanに指定することもできますが、性能面で若干劣るため推奨しません。

 EJBサービスが提供するトランザクション機能の詳細は、“EJBサービスが提供するトランザクション機能”を参照してください。

 以下にトランザクション機能を使用した場合のEntity Beanの呼出し例を示します。

◆ Session Bean - Entity Beanの場合

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◆ Session Bean - Session Bean - Entity Beanの場合

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