Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第19章 運用する> 19.2 運用の流れ

19.2.2 クライアントアプリケーションの実行

 クライアントアプリケーションを実行する場合は、EJBアプリケーションにアクセス可能なJNDIのサービスプロバイダを指定してください。

■ JNDIのサービスプロバイダの指定方法

 アプリケーションを起動するときに、環境プロパティ“java.naming.factory.initial”に以下の値を指定して起動します。

 詳細については、“JNDI SPの運用”を参照してください。

クライアントアプリケーションの種別

EJBクライアントを使用したアプリケーション

com.fujitsu.interstage.ejb.jndi.FJCNCtxFactoryForClient

J2EEアプリケーションクライアント

com.fujitsu.interstage.j2ee.jndi.InitialContextFactoryForClient

サーブレット/JSP(オブジェクト参照機能を使用する場合

指定なし(パラメタに-Dcom.fujitsu.interstage.jservlet.j2ee=trueを指定する必要があります)。

 EJBクライアントを使用した場合、以下のアプリケーションでEJBアプリケーションにアクセスできます。

image
 サーブレットとJSPで環境プロパティ”java.naming.factory.initial”に”com.fujitsu.interstage.ejb.jndi.FJCNCtxFactoryForClient”を指定した場合、EJBクライアントを使用したJNDIのサービスプロバイダを使用します。

image
 EJBクライアントを使用した場合のJavaアプリケーションの実行例を以下に示します。

java -Djava.naming.factory.initial=com.fujitsu.interstage.ejb.jndi.FJCNCtxFactoryForClient Javaアプリケーション名

■ 各JNDIのサービスプロバイダを使用した場合の主な機能の違い

 各JNDIのサービスプロバイダを使用した場合の主な機能の違いを以下に示します。

 EJBクライアントを使用したアプリケーションの場合、J2EEアプリケーションクライアントのdeployment descriptorの指定などが不要であるため、簡単にEJBアプリケーションに接続することができます。

アプリケーション

EJBアプリケーションへのアクセス

セキュリティ機能の使用

環境プロパティ値の取得

リソースマネージャへのアクセス

トランザクション制御

EJBクライアントを使用したアプリケーション

×

×

×

×

J2EEアプリケーションクライアント

サーブレット/JSP(オブジェクト参照機能を使用する場合)

×

○:サポート
×:未サポート


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