Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第16章 EJBサービスの基本機能> 16.1 Session Beanの実行環境

16.1.1 Session Beanとは

 Session Beanは、クライアントとの対話処理を実現するオブジェクトです。

 Session Beanのオブジェクトは、クライアントと1対1に対応して存在します。このため、サーバで実行される処理は、クライアント処理の延長として考えることができます。一般的には、業務ロジックを実現しています。

 Session Beanは、Entity Beanを呼び出すか、または、DBMSが提供するデータベース操作命令(JDBCドライバ)を直接呼び出すことにより、データベース処理を行います。クライアントが、Session Beanのライフサイクル(生成および削除)を制御します。

 Session Beanは、クライアントからのセションの間だけ存在します。また、システム異常やセションタイムアウトが発生すると自動的に消滅します。セションタイムアウトについては、“Session Beanの時間監視”を参照してください。

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