Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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11.2.2.4 default.env または [containername].env
■記述形式
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default.env = [Java VMの環境変数名=値]
[containername].env = [Java VMの環境変数名=値]
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■説明
Java VMの起動時に設定する環境変数を[環境変数名=値]で記述します。必須項目です。
アプリケーションで使用する環境変数を記述してください。
- 環境変数PATHおよびCLASSPATH
ファイルまたはディレクトリごとに1行ずつ記述します。
Servletサービス起動時に値を検証し、連結して1つの環境変数として扱います。
- その他の環境変数
1つの環境変数に対し1行ずつ記述します。
複数の値を指定する場合は、値をデリミタで区切ります。
たとえば、LD_LIBRARY_PATHのデリミタは":"(コロン)です。
環境変数の数は最大95個です。
文字数は8000バイトまで指定できます。
環境変数PATHに$PATHを指定した場合(PATH=$PATHと指定)、システムの環境変数PATHに設定された値が展開されます。(Windows(R)システムでは、PATH=%PATH%と指定。)
Windows(R)システムでは、環境変数SystemRootにWindows(R)ディレクトリを設定してください。
◆クラスパスの設定について
Javaのクラスファイルを検索するためにクラスパスを設定します。
環境変数CLASSPATHに以下の2つのサーブレット・コンテナと、JDKのtools.jarを必ず設定してください。

- JDKのインストールディレクトリ\lib\tools.jar
- C:\INTERSTAGE\F3FMjs2\classes\jsboot.jar
- C:\INTERSTAGE\F3FMjs2\classes\servlet.jar


- JDKのインストールディレクトリ/lib/tools.jar
- /opt/FJSVjs2/classes/jsboot.jar
- /opt/FJSVjs2/classes/servlet.jar
◆オブジェクト参照機能について
オブジェクト参照機能を有効にする場合は、環境変数PATH、CLASSPATH、LD_LIBRARY_PATH(Windows(R)システム以外の場合)に以下を設定してください。

- [環境変数PATH]
C:\INTERSTAGE\J2EE\bin
- [環境変数CLASSPATH]
C:\INTERSTAGE\ODWIN\etc\class\ODjava2.jar ...JDK1.3の場合
C:\INTERSTAGE\ODWIN\etc\class\ODjava4.jar ...JDK1.4の場合

- [環境変数PATH]
/opt/FJSVj2ee/bin
- [環境変数CLASSPATH]
/opt/FSUNod/etc/class/ODjava2.jar ...JDK1.3の場合
/opt/FSUNod/etc/class/ODjava4.jar ...JDK1.4の場合
- [環境変数LD_LIBRARY_PATH]
/opt/FSUNod/lib

- [環境変数PATH]
/opt/FJSVj2ee/bin
- [環境変数CLASSPATH]
/opt/FJSVod/etc/class/ODjava2.jar ...JDK1.3の場合
/opt/FJSVod/etc/class/ODjava4.jar ...JDK1.4の場合
- [環境変数LD_LIBRARY_PATH]
/opt/FJSVod/lib
◆native threadでの動作保証について 
サーブレット・コンテナは、native threadで動作を保証しています。
JDK1.2使用時には、サーブレット・コンテナをnative threadで動作させるために環境変数THREADS_FLAGにnativeを必ず記述してください。
また、環境変数LANGは使用するロケールに合わせて指定してください。
指定しない場合、日本語が正しく表示されない場合があります。
◆セションリカバリ機能使用時のクラスパスの指定について 
セションリカバリ機能を有効にする場合は、環境変数CLASSPATHに以下を設定してください。
/opt/FJSVjs2/

- 環境変数CLASSPATHに設定された検索パス上のクラスファイルは、リロード機能の対象外となります。
- EJB連携を行う場合、環境変数CLASSPATHにEJBアプリケーションのクライアント配布物へのクラスパスを設定する必要があります。
そのため、EJB連携を目的とした環境定義では、サーブレットのリロード機能が動作しません。
サーブレットの変更を反映するためには、Servletサービスまたはサーブレット・コンテナの停止と起動を行ってください。
- オブジェクト参照機能はJDK1.2では使用できません。JDK1.3以上を使用してください。
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