Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第2部 Servlet/JSP編> 第11章 Servletサービスの環境定義ファイル> 11.2 JServlet環境定義ファイル> 11.2.2 JServlet環境定義ファイルの定義項目

11.2.2.3 default.bin.parameters または[containername].bin.parameters

■記述形式

-------------------------------------------------------------------------------
  default.bin.parameters         = [Java VM起動コマンドのパラメタ]
  [containername].bin.parameters = [Java VM起動コマンドのパラメタ]
-------------------------------------------------------------------------------

■説明

 Java VMを起動するために必要なパラメタを記述します。
 複数記述する場合は、区切り文字として空白(' ')を使用します。指定できるパラメタは最大58個です。空白を含むパラメタを記述する場合は、"で囲んでください。

◆クラスパスについて

 クラスパスは-cpパラメタでは設定できません。
 "default.envまたは[containername].env"で指定してください。

◆Java VMの指定について

 JDK 1.3、JDK1.4の場合、以下のJava VMが実装されています。起動するJava VMを指定します。

 [JDK1.3]

 [JDK1.4]

 パラメタを複数記述する場合は、-hotspot、-classicまたは-serverパラメタを先頭に記述してください。
 JDK1.2の場合は指定する必要はありません。

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 JDK1.3またはJDK1.4の場合、-Xrsパラメタを指定します。
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 Java 2 Classic VMをサポートしていないため、-classicは指定できません。

◆最大ヒープ領域のサイズの指定について

 本定義項目で、Java VMの最大ヒープ領域のサイズを指定することができます。
 -Xmx<size>パラメタで指定します。
 <size>には、数値と数値の後ろにk(キロバイト)またはm(メガバイト)を指定します。
   例: -Xmx128m (128メガバイトの最大ヒープ領域)
 最大ヒープ領域のサイズの省略値は、Java VMによって異なりますので、JDKのドキュメントを参照してください。
 java.lang.OutOfMemoryErrorが多発する場合には、本定義項目で、Java VMの最大ヒープ領域を増加させてください。

◆セキュリティ機能について

 セキュリティ機能を有効にする場合は、以下のパラメタを設定してください。

 また、この場合、以下を指定しないでください。

◆オブジェクト参照機能について

 オブジェクト参照機能を有効にする場合は、以下のパラメタを設定してください。

 また、この場合、以下を指定しないでください。

◆native threadでの動作保証について image

 サーブレット・コンテナは、native threadで動作を保証しています。
 JDK1.2使用時には、サーブレット・コンテナをnative threadで動作させるための-nativeパラメタは環境変数THREADS_FLAGで指定してください。
 環境変数THREADS_FLAGは"default.envまたは[containername].env"で指定します。

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 セキュリティ機能またはオブジェクト参照機能はJDK1.2では使用できません。JDK1.3以上を使用してください。

◆Full thread dump自動採取機能について image

 full thread dump自動採取機能を使用する場合、本定義項目に"-Xrs"を指定できません。
 本定義項目に“-Xrs"を指定する指定する必要がある場合は、full thread dump自動採取機能を無効にしてください。
 full thread dump自動採取機能の設定方法については、“container.threaddump.auto"を参照してください。


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