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第2部 Servlet/JSP編 | > 第8章 Servletサービスの機能 | > 8.6 トレース機能 |
トレース情報を取得するには、トレース機能を有効にします。
トレース機能の有効/無効は、サーブレット・コンテナ単位に、“サーブレット・コンテナ環境定義ファイル”の“サーブレットおよびJSPのアプリケーション間トレース機能のタグ(APITracer)”で設定します。
トレース機能を有効にすると、サーブレット・コンテナのログ(コンテナの標準出力、標準エラー出力のログ)にトレース情報が出力されます。
トレース情報の出力形式を示します。
“日時”は、“サーブレット・コンテナ環境定義ファイル”の“サーブレット・コンテナのログ(Loggerタグ)”でタイムスタンプを有効にしている場合に出力されます。
下記のメソッドの呼び出し時および復帰時には、URIは出力されません。
また、URIの代わりにそれぞれ該当する文字列が出力されます。
クラス(インターフェース) |
メソッド |
表示 |
---|---|---|
Servlet |
init |
@init |
destroy |
@destroy |
|
ServletContextListener |
contextInitialized |
ServletContextListener@contextInitialized |
contextDestroyed |
ServletContextListener@contextDestroyed |
|
Filter |
init |
Filter@init |
destroy |
Filter@destroy |
|
TagLibraryValidator |
setInitParameters |
TagLibraryValidator@setInitParameters |
Tag(TagPooling有効時だけ) |
validate |
TagLibraryValidator@validate |
release |
TagLibraryValidator@release |
|
release |
Tag@release |
以下は、出力の有効、無効を“サーブレット・コンテナ環境定義ファイル”の“サーブレットおよびJSPのアプリケーション間トレース機能のタグ(APITracer)”で指定することができます。
ただし、メソッドにおいてExceptionやErrorが発生した場合、メソッドからの復帰時の出力および戻り値の情報は出力されません。
引数の情報、戻り値の情報は、その内容により以下を出力します。
引数の情報および戻り値の情報のうち、以下の型については値をコード値で出力します。
以下の型については、文字(文字列)としての出力と、コード値としての出力の両方を出力します。
ただし、文字(文字列)としての出力は、文字コードを変換して出力されます。
また、改行文字はエスケープシーケンスで出力されます。
トレース情報を出力する対象となるJava(TM) Servlet APIのメソッドを以下に示します。
パッケージ |
クラス |
---|---|
javax.servlet |
RequestDispatcher |
ServletConfig |
|
ServletContext |
|
ServletInputStream |
|
ServletOutputStream |
|
ServletContextListener |
|
ServletContextAttributeListener |
|
HttpSessionListener |
|
HttpSessionAttributeListener |
|
Filter |
|
FilterConfig |
|
javax.servlet.http |
HttpServletRequest |
HttpServletResponse |
|
HttpSession |
|
HttpSessionContext |
|
javax.servlet.jsp |
JspEngineInfo |
JspFactory |
|
JspWriter |
|
PageContext |
|
javax.servlet.jsp.tagext |
BodyContent |
TagLibraryValidator |
また、以下のメソッドも対象となります。
JSPの場合には、実行時に変換して生成されるサーブレットが対象となります。
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