Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド

8.3 マルチコンテナ

　Servletサービスでは、複数のサーブレット・コンテナを起動することができます。
　この機能をマルチコンテナと呼んでいます。

　マルチコンテナには、以下の特長があります。

• それぞれで異なるJava VM(Java Virtual Machine)上で、サーブレット・コンテナを動作させることができます。
• サーブレット・コンテナごとの起動、停止が可能です。
  詳細については“業務運用”を参照してください。

　マルチコンテナにより、以下の運用が可能となります。

■1つのWebアプリケーション(業務)を複数のサーブレット・コンテナで対応

　サーブレット・ゲートウェイは、WWWブラウザからのリクエストを、サーブレット・コンテナに順に振り分けます。
　複数のリクエストを、複数のサーブレット・コンテナで処理できるため、負荷が分散されます。
　この場合、それぞれのサーブレット・コンテナで、Webアプリケーションをロードし、起動します。

■複数のWebアプリケーション(業務)を複数のサーブレット・コンテナで対応

　サーブレット・ゲートウェイが、Webアプリケーションに対応するサーブレット・コンテナに処理を依頼します。
　業務ごとに異なるサーブレット・コンテナで動作させることができます。