Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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3.5.1.2 リソース定義ファイルの作成
リソース定義ファイルの作成を行います。リソース定義ファイルは、データベースごとに作成し、データベース接続に必要な情報を記載します。リソース定義は、OTS用のリソース定義とあわせて32個まで登録することが可能です。
下記の例に示すような内容のファイルを生成します。ファイル名は任意に決めることができます。
■JDBC用リソース定義ファイルについて
【JDBC用のリソース定義ファイル例】

# Oracle用リソース定義
name=JTSRESOURCE
type=JDBC
lookUpName=jdbc/xa/OracleXADataSource
initialContextFactory=com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory
providerURL=file://c:/temp/JNDI
user=jtsuser
password=jtspass
rscType=JTS
logfileDir=c:\temp\logdir |


# Oracle用リソース定義
name=JTSRESOURCE
type=JDBC
lookUpName=jdbc/xa/OracleXADataSource
initialContextFactory=com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory
providerURL=file:///temp/JNDI
user=jtsuser
password=jtspass
rscType=JTS
logfileDir=/temp/logdir |
- #
先頭に#を記述した行はコメントとして扱われます。
- name
リソース定義名を32文字以下で指定してください。省略することはできません。
J2EEリソースアクセス定義で設定した定義名と、同じ値を指定することを推奨します。
otssetrscコマンドによって登録された際に、ここに指定された名称がリソース定義名として登録されます。
一度登録されたリソース定義ファイルは、すべてリソース定義名で扱うことが可能になります。
コマンドの詳細については、"リファレンスマニュアル(コマンド編)"の"データベース連携サービス運用コマンド"、および“リソース管理プログラムの運用”を参照してください。
- type
接続するリソースの種別を指定します。省略することはできません。
“JDBC”または“DBMS”を指定してください。
- lookUpName
データソースをlookupする際の名称を指定します。省略することはできません。
J2EEリソースアクセス定義で設定したデータソース名と、同じ値を指定してください。
- initialContextFactory
JNDIのContextFactoryを指定します。省略することはできません。
J2EEリソースアクセス定義で設定したクラス名と、同じ値を指定してください。
- providerURL
JNDIのProviderURLを指定します。省略することはできません。
J2EEリソースアクセス定義で設定したURLと、同じ値を指定してください。
- user
リソースと接続する際、ユーザ名が必要な場合に指定します。
J2EEリソースアクセス定義で設定したユーザIDと同じ値を指定してください。
- password
リソースと接続する際、ユーザ名に対して、パスワードが必要な場合に指定します。
J2EEリソースアクセス定義で設定したパスワードと同じ値を指定してください。
- rscType
リソース定義の種別を指定します。省略することはできません。
connectorを利用する場合には、"JTS"を指定してください。
- logfileDir
リソース側のトラブルの調査を行う場合は、トレースログを取得するディレクトリを指定してください。
パスの終端はセパレータを付加しないでください。
省略可能です。通常は設定しません。
■connector用リソース定義ファイルについて
【connector用のリソース定義ファイル例】
#connector用リソース定義
name=JTSRA
type=JCA
lookUpName=myEIS
user=jtsuser
password=jtspass
rscType=JTS
logfileDir=c:\temp\logdirlogdir ・・・Windows(R)システムの場合
logfileDir=/tmp/logdirlogdir ・・・Solaris OEシステム、Linuxシステムの場合 |
- #
先頭に#を記述した行はコメントとして扱われます。
- name
リソース定義名を32文字以下で指定してください。省略することはできません。
J2EE Deploymentでリソースアダプタを配備する際に設定したリソース名と、同じ値を指定することを推奨します。
otssetrscコマンドによって登録された際に、ここに指定された名称がリソース定義名として登録されます。
一度登録されたリソース定義ファイルは、すべてリソース定義名で扱うことが可能になります。
コマンドの詳細については、"リファレンスマニュアル(コマンド編)"の"データベース連携サービス運用コマンド"および“リソース管理プログラムの運用”を参照してください。
- type
接続するリソースの種別を指定します。省略することはできません。
"JCA”を指定してください。
- lookUpName
省略することはできません。
J2EE Deployment ツールでリソースアダプタを配備する際に設定したリソース名と同じ値を指定してください。
- user
リソースと接続する際、ユーザ名が必要な場合に指定します。
J2EE Deploymentツールでリソースアダプタを配備する際に設定したユーザID、またはJ2EEリソースアクセス定義で設定したユーザIDと同じ値を指定してください。
- password
リソースと接続する際、ユーザ名に対して、パスワードが必要な場合に指定します。
J2EE Deploymentツールでリソースアダプタを配備する際に設定したパスワード、またはJ2EEリソースアクセス定義で設定したパスワードと同じ値を指定してください。
- rscType
リソース定義の種別を指定します。省略することはできません。
connectorを利用する場合には、"JTS"を指定してください。
- logfileDir
リソース側のトラブルの調査を行う場合は、トレースログを取得するディレクトリを指定してください。
パスの終端はセパレータを付加しないでください。
省略可能です。通常は設定しません。

JDBC用のlookUpName、initialContextFactory、providerURL、user、password、connector用のlookUpName、user、passwordについては、EJBアプリケーションが使用するリソースと同じものを指定する必要があります。これらは、EJBアプリケーション作成時に環境設定する必要があります。
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