Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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1.5 J2EEアプリケーションの特徴
J2EEアプリケーションの特徴をまとめると、次の3点が挙げられます。
- 多階層のサーバサイドのプログラム
典型的なJ2EEアプリケーションでは、クライアントにWebブラウザ、一方サーバ側は複数のJ2EEサーバが複合した形態となっており、両者はRMI/IIOPプロトコルで結ばれています。この特徴は、J2EEがインターネット上のビジネスを狙ったものであることを示しています。
- コンテナベースのコンポーネント管理
J2EEサーバの大きな役割は、アプリケーションを構成するコンポーネントの「いれもの(コンテナ)」を提供することです。コンポーネントとコンテナが役割を分担することで、アプリケーションの開発者が、ビジネスロジック部分の開発に専念することを可能にしています。
- 既存システムとの統合が容易
企業内の情報リソース、例えばデータベース管理システムを、そのまま利用することが可能です。このため、中間層にアプリケーションサーバを置くことで、既存のシステムを温存しながら、インターネットビジネスに対応することが可能となります。
J2EEアプリケーションモデルは、「Write Once, Run Anywhere(TM)」と呼ばれ、多階層アプリケーションに対して高い移植性とスケーラビリティを与えてくれます。
J2EEアプリケーションモデルの詳細は、『Java(TM) Platform, Enterprise Edition アプリケーション設計ガイド - J2EE(TM) Blueprints -』に説明されています。
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