Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 - |
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付録B 動作環境ファイルの実行パラメタ値設定時の考慮 | > B.2 他の動作環境ファイルを考慮すべき実行パラメタ値の考え方 |
conductor用動作環境ファイルのMaxConnectionパラメタの値、director用動作環境ファイルおよびsorter用動作環境ファイルのMultiMaxパラメタの値は、以下を考慮して決定してください。
パラメタ名 |
考慮すべき点 |
---|---|
MultiMax |
複数の検索およびソート・集計の要求を1回の検索処理に束ねて実行できる数(要求の相乗り数)を設定します。 本パラメタの値は、ピーク時のアクセス数を考慮する必要があります。directorがMultiMaxパラメタの値(最大同時実行数)で検索処理を行っている時間内にconductorで要求を受け付ける件数がパラメタ値を超える場合は、アクセスピーク時の要求を処理しきれない状態といえます。 通常の検索要求とソート・集計のための検索要求が同時に行われることを考慮して、「通常の検索要求+ソート・集計のための検索要求」の値を本パラメタの最大値として算出する必要があります。 |
MultiMax |
ソートおよび集計処理を並列で実行するときの最大同時処理数を設定します。 単一sorter構成の場合
sorter処理で同時実行の上限エラーを発生させないようにするためには、以下の条件を満たしている必要があります。
複数sorter構成の場合
sorter処理で同時実行の上限エラーを発生させないようにするためには、以下の条件を満たしている必要があります。
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MaxConnection |
directorのMultiMaxパラメタの値とsorterのMultiMaxパラメタの総和以上の値を設定する必要があります。 Shunsaku Fileを使用する場合も、同じような考え方で設定します。
この場合、Shunsaku File A〜Cを利用するアプリケーションが同時に実行されると、各directorで同時に実行される可能性がある最大数(相乗り数)は、5+10+20=35 要求となります。 |
conductor用動作環境ファイルのMaxConnectionパラメタの値、director用動作環境ファイルのMultiMaxパラメタの値およびsorter用動作環境ファイルのMultiMaxパラメタの値の関係は、以下のようになります。
例
conductorのMaxConnectionパラメタの値=directorのMultiMaxパラメタの値×2 > sorterのMultiMaxパラメタの値
(directorのMultiMaxパラメタの値は、ソート要求時の検索処理数を含みます。)
conductor用動作環境ファイルの記述例
#---検索用データの文字コード---# MaxConnection 60 |
director用動作環境ファイルの記述例
#---検索依頼の同時受付最大件数---# MultiMax 30 |
sorter用動作環境ファイルの記述例
#---ソートまたは集計依頼の同時受付最大件数---# MultiMax 10 |
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