Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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第7章 Shunsaku File

7.1 Shunsaku Fileの概要

ここでは、Shunsaku Fileの概要について説明します。

Shunsaku Fileは、複数の業務をShunsakuで構築・運用する場合に、各業務の独立性を高める機能です。
Shunsaku Fileにより、それぞれのdirectorが持つディレクタデータをグルーピングし、Fileとして管理することができます。アプリケーションにFile名を指定することでFileごとの操作が可能なため、アクセスするdirectorの範囲を限定することができ、業務構築に必要なアプリケーション論理や、用意するハードウェアリソースを個別に決定することができます。
また、複数の業務で使用しているそれぞれのFileを、まとめて1つのDomainとし管理させることもできます。アプリケーションにDomain名を指定することで、異なる業務で使用しているデータを横断的に検索するような業務を構築することができます。
Domainを利用した場合でも、データの更新処理は個別の業務によりFileに対して行います。Domainに対してはデータの検索業務のみ行うことができます。
これらのFileとDomainをまとめてShunsaku Fileと呼びます。

[図:Shunsaku Fileの概要]

Shunsaku Fileを使用するかどうかは、業務バリエーションの多少やシステム規模の大小により必要に応じて選択します。
Shunsaku Fileを使用しない場合には、アプリケーションにShunsaku Fileを指定する必要はなく、すべてのディレクタデータをアクセス範囲とすることができます。
Shunsaku Fileにアクセスするためには、アプリケーションにShunsaku Fileを指定します。
詳細については、“アプリケーション開発ガイド”を参照してください。


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