Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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第2章 設計> 2.2 Shunsakuの基本設計

2.2.3 データ構造の設計

Shunsakuに格納するXML文書のデータ構造は、アプリケーションで扱うデータの単位を考慮に入れて設計する必要があります。

Shunsakuでは、Shunsakuシステムに格納されたXML文書に対する処理は、XML文書単位で行われます。検索式を指定した検索処理においてヒットした件数は、XML文書の件数です。また、リターン式やソート式を指定したソート・集計処理においても、XML文書単位で処理されます。更新処理も同様に、XML文書単位で更新されます。
このように、Shunsakuシステムでのアクセス単位は、XML文書で統一しています。

XML文書には、同じ要素名の要素を繰り返し記述することが可能です。
しかし、上述のようにShunsakuではXML文書単位で処理を行うため、アプリケーションでデータをどの単位で扱いたいかを考慮して、1つのXML文書に要素を含めるように設計する必要があります。

たとえば、検索式を指定して検索を行う場合、検索式に指定された要素が複数存在するXML文書に対しては、XML文書内の複数の要素にヒットした場合でもヒット件数は、1となります。
下記のデータでは、左のデータは工場別に扱いたい場合には有効ですが、従業員別に扱いたい場合には右のデータが適しています。


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