Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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第2章 設計> 2.2 Shunsakuの基本設計

2.2.1 プロセス構成の設計

Shunsakuのプロセス構成の設計をします。
searcher、directorの数はいくつにするのかを設計します。

■searcher数の設

searcherの数は、searcherに配置するデータ量により決定します。
searcherに配置されたデータは、searcherのメモリに展開されます。
Shunsakuに格納する全データ量を元に、1つのsearcherに配置するデータ量が多くなりすぎないようにsearcher数を決定してください。1つのsearcherに配置するデータ量の目安としては、メモリ使用量の変動や検索性能などを考慮して、最大でも1.0GB程度となるようにすることを推奨します。
また、縮退時は、異常が発生したsearcherのデータが残りのsearcherに割り振られ、メモリに展開されます。このため、縮退時のデータ量およびメモリ使用量の変動や検索性能などを考慮してsearcher数を決定してください。

searcherは運用中に追加することができます。そのため、設計時の見積りよりもデータ量が増加しても、searcherを追加することで運用を継続することができます。

searcherのメモリ使用量についての詳細は、“D.5 searcher資源の見積り”を参照してください。

■director数の設

director数は、searcherの数、directorの使用メモリ量、およびShunsakuの運用方法を考慮して決定します。
1つのdirectorに登録できるsearcher数の上限は20です。したがって、searcherの数が上限を超える場合は、複数のdirectorが必要となります。
また、directorが使用できるメモリ量には限りがあります。1つのdirectorの使用メモリ量は、多くても1.5GB程度となるようにします。使用メモリ量が1.5GBを超えるときには、複数のdirectorが必要となります。directorの使用メモリ量の算出方法は、“D.3 director資源の見積り”を参照してください。

directorは運用中に追加することができます。
そのため、設計時の見積りよりもsearcherの数が追加されても、directorを追加することで運用を継続することができます。

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