Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -

1.4.1 データ検索機能および更新機能

Shunsakuでは、ShunsakuのAPIを使用することで、アプリケーションからのデータ検索および更新を行うことができます。また、検索結果をソートまたは集計することもできます。
Shunsakuでは、Java、.NETおよびCのAPIを提供しています。

アプリケーションからのデータ検索および更新の詳細については、“アプリケーション開発ガイド”を参照してください。

■データの検索

データの検索では、アプリケーションからの検索要求を受け付け、条件に一致するデータを検索し、検索結果をアプリケーションに返します。
検索条件には、以下の種類を指定することができます。

• パターン（部分一致）
• 文字列（完全一致、部分一致、文字列の大小比較）
• 数値（数値比較）

さらに、各検索条件は、AND演算とOR演算で組み合わせることができます。

また、検索処理は、XML文書中の任意の要素ノードまたはその要素ノードの属性ノードが持つ文字列に対して条件を指定して、検索結果を取り出すことができます。

[図：データの検索機能]

■データの更新

データの更新では、アプリケーションからの要求により、XML文書の追加、削除、更新を行います。
XML文書の追加では、XML文書の追加要求を受け付け、ShunsakuにXML文書を追加します。
XML文書の削除では、削除するXML文書の情報を受け付け、Shunsakuにある指示されたXML文書を削除します。
XML文書の更新では、更新するXML文書の情報と更新後の内容となるXML文書を受け付け、Shunsakuにある指示されたXML文書の内容を更新します。

また、複数のデータを更新する際、更新前後のデータの整合性が要求されるシステムでは、一連の更新処理をひとまとめにして確定あるいは取消しを行いたい場合があります。このような場合のデータの整合性を保証するために、アプリケーションからトランザクションを利用することができます。トランザクションの開始以降に実行された更新処理の結果をShunsakuに反映するかどうかは、トランザクションの終了時に決定することができます。

[図：トランザクション機能]

■データのソートまたは集計

データのソートまたは集計では、アプリケーションからの検索要求を受け付け、検索条件に一致したデータをソートまたは集計し、その結果をアプリケーションに返します。
なお、データのソートまたは集計においては、検索ヒット件数の上限値を設定することができ、これによりソートまたは集計の応答性能を安定させることが可能です。

[図：データの集計機能]