Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 - |
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第1章 概要 |
Shunsakuの特長として、以下を挙げることができます。
それぞれの特長について説明します。
Shunsakuでは、項目数が不定、一部項目が不定長、それらが階層構造になっているなど複雑な構造を持つデータでも取扱いが簡単です。
多種多様な項目に対しても1つの検索要求で処理できます。また、文字列・数値による複雑な条件検索や、英文を対象にした単語検索など、さまざまな条件でも1つの要求で処理することができます。
さらにShunsakuでは、条件数に依存しない高速検索および複数システムのデータ横断検索を実現しています。検索要求が重なっても、それら複数の検索要求をまとめて処理し、検索結果を振り分けてアプリケーションに返すため、大量トラフィックの高速処理が可能です。
リアルタイムな情報活用のニーズが高まる中、Shunsakuでは、データを一意に特定するキーの直接アクセスによる高速検索を実現しています。
Shunsakuによって、業務システム上を流れるさまざまなデータをリアルタイムに監視、情報収集し、ビジネスプロセス上で生じている問題点などを即座に発見し、対処することができます。
Shunsakuは、業務拡張やニーズの変化に伴う、データ項目の追加や検索方法の変更が生じても、インデックスレスなので、新たなデータ定義やチューニングは不要です。アプリケーションを追加するだけで、業務の変更に対応することができます。また、システム構築時に予測できなかったデータの増加があった場合にも、検索エンジンを追加するだけですぐに対応することができます。
運用においても、データ規模の増加に伴い、単一サーバの運用ではマシンパワーの限界から、十分な性能が得られなくなった場合には、サーバへの負荷を分散し、効率的に運用を進めていくために、複数のサーバを配置することができます。
また、業務規模の拡大に伴い、処理業務が増えることによる性能の悪化や、業務ごとに異なる運用が要求されるといった場面に遭遇することも考えられます。このような場面に対して、Shunsakuでは、データをグルーピングして扱うことができるため、業務単位での性能向上や、柔軟な運用設計を行うことができます。
信頼性を向上させるデータ保全と高可用運用を実現するために、以下の3つの特長が挙げられます。
より高度な信頼性が要求されるシステムでは、予期しないシステムダウンやディスク故障が発生した場合にも、確実にデータを復元する必要があります。
Shunsakuは、そのような障害が発生した場合にも、バックアップ・リカバリ機能によって、Shunsaku単体で、障害が発生する直前の状態にまで確実にデータを復元することができます。
HA機能により、可用性の高いシステムを実現しています。
運用中に異常が発生した場合、処理中のデータを、ほかの正常なシステムに自動的に配布することで、そのまま運用を継続することができます。
運用中のサーバの他に、別のサーバを待機させることができるため、異常発生時でも性能への影響を与えずに運用を継続することができます。これをフェイルオーバ機能といいます。
更新が同時に発生する検索においても、トランザクション機能によって、矛盾データの読込みや応答待ちがなく、データの整合性を保証しています。
アプリケーション開発においては、Java、C、そしてWindows環境での開発の主流である.NETに対応しています。.NET用の各種言語から使用でき、ASP.NETを使用して、Webアプリケーションが動作する環境に対応することができます。
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