MQ連携サービス 説明書 - for Solaris(TM) オペレーティングシステム -
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7.1.1 機能
業務運用中にハードウェア障害やソフトウェア障害など不測の事態が発生し、システムダウンなどに陥った場合に備え、システムの高信頼化が必要です。クラスタサービスでは、不測の事態に備え、運用中のノードとは別に、待機しているノードを用意します。運用中のノードで異常が発生した場合には、待機側のノードに業務を引き継ぐことにより、業務全体を停止させることなく継続することを可能にします。
MQ連携サービスのクラスタサービス機能は、SafeCLUSTERを使用することにより1:1運用待機のクラスタシステムを構築することができます。クラスタシステムを構築することで、ハードウェアやソフトウェアに異常が発生した場合に、MQ連携サービスを使用する業務をノード間で引継ぐことが可能となります。そのため、MQ連携サービスを使用する業務の停止時間を最小に押さえることができます。図7.1に、ノード間引継ぎの概念図を示します。この図では、運用ノードで異常が発生したために、MQ連携サービスの運用インスタンスが待機ノードに切替わることを表しています。切替わることで、すぐにMQ連携サービスを使用する業務を再開することができます。

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