Interstage Application Server インストールガイド −Solaris(TM) オペレーティングシステム −
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第1章 インストール> 1.10 MQ連携サービスのインストール

1.10.1 インストール前の作業

 本ソフトウェアをインストールする前に、以下の確認を行ってください。

1. 本ソフトウェア(古いバージョンなど)がインストールされていないことを確認します。

# pkginfo -l FJSVmqdb <Return>

2. 上記の操作で、パッケージが出力された場合は既にインストールされていますので、出力されたパッケージをシステムから削除します。パッケージの削除方法は、“MQ連携サービスのアンインストール”を参照してください。

3. 本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、“インストール時に必要なディスク容量”を参照してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。

4.MQ連携サービスを使用する際には、以下のシステムパラメタのチューニングを行ってください。

Solaris 9の場合

項番

チューニングが必要なシステムパラメタの種類

MQ連携サービスの動作に必要な値

1

shminfo_shmmax

以下の値を既存のshminfo_shmmax値に加算してください。shminfo_shmmax値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

(起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) × 40

2

shminfo_shmmni

以下の値を既存のshminfo_shmmni値に加算してください。shminfo_shmmni 値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

3

shminfo_shmseg

以下の値を既存のshminfo_shmseg値に加算してください。shminfo_shmseg 値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

4

seminfo_semmni

以下の値を既存のseminfo_semmni値に加算してください。seminfo_semmni値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

(起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQ連携サービスの操作コマンド数

5

seminfo_semmns

以下の値を既存のseminfo_semmni値に加算してください。seminfo_semmns値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

6

seminfo_semmnu

以下の値を既存のseminfo_semmnu値に加算してください。seminfo_semmnu値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

(起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQ連携サービスの操作コマンド数

7

msginfo_msgmax

以下の値よりも既存のmsginfo_msgmax値が小さい場合には、以下の値に設定してください。msginfo_msgmax値が未定義の場合には、デフォルト値と比較した値を設定してください。

2048

8

msginfo_msgmnb

以下の値よりも既存のmsginfo_msgmnb値が小さい場合には、以下の値に設定してください。msginfo_msgmnb値が未定義の場合には、デフォルト値と比較した値を設定してください。

2048

9

msginfo_msgmni

以下の値を既存のmsginfo_msgmni値に加算してください。msginfo_msgmni値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

10

msginfo_msgtql

以下の値を既存のmsginfo_msgtql値に加算してください。msginfo_msgtql値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

11

max_nprocs(プロセス数)

以下の値を既存のmax_nprocs値に加算してください。max_nprocs値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

(起動するMQDBRDIGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQ連携サービスの操作コマンド数

Solaris 10の場合

項番

チューニングが必要なシステムパラメタの種類

MQ連携サービスの動作に必要な値

1

project.max-shm-memory

以下の値を既存のproject.max-shm-memory値に加算してください。project.max-shm-memory値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

(起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) × 40

2

project.max-shm-ids

以下の値を既存のproject.max-shm-ids値に加算してください。project.max-shm-ids値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

3

project.max-sem-ids

以下の値を既存のproject.max-sem-ids値に加算してください。project.max-sem-ids値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

(起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQDBRIDGEの操作コマンド数

4

process.max-msg-qbytes

以下の値よりも既存のprocess.max-msg-qbytes値が小さい場合には、以下の値に設定してください。process.max-msg-qbytes値が未定義の場合には、デフォルト値と比較した値を設定してください。

2048

5

project.max-msg-ids

以下の値を既存のproject.max-msg-ids値に加算してください。project.max-msg-ids値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

6

process.max-msg-messages

以下の値を既存のprocess.max-msg-messages値に加算してください。process.max-msg-messages値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

7

max_nprocs(プロセス数)

以下の値を既存のmax_nprocs値に加算してください。max_nprocs値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

(起動するMQDBRDIGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQDBRIDGEの操作コマンド数


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