Interstage Application Server 移行ガイド
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第5章 Interstage Application Server V6からの移行> 5.3 J2EEアプリケーションの移行

5.3.7 JDBCドライバ

 Interstage JDBCドライバは、Windows(R)で利用可能です。

 Interstage Application Server V7.0では、Microsoft Corporationが提供するJDBCドライバと連携したSQLServerの運用をサポートします。

 Interstage管理コンソールのリソースアクセス定義でSQLServerの設定を行う場合、デフォルトでMicrosoft(R) JDBCドライバの画面が、表示されます。Interstage JDBCドライバを使用する場合は、Interstage JDBCドライバの「クラス名」にJDBCドライバの“com.fujitsu.interstage.jdbc.FJjdbcContextFactory”を選択してください。

 「クラス名」の選択は、Interstage管理コンソールの[リソース] > [JDBC]の、「クラス名」で行います。詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

Interstage JDBCドライバを使用して運用していたJ2EEアプリケーションを、Microsoft(R) JDBCドライバを使用して運用する場合、相互のドライバの互換性は保障されていませんので、動作検証を十分に実施してからJDBCドライバの適用変更を行ってください。

■プロパティファイルの設定

 Interstage JDBCドライバを使用する場合、リソースアクセス定義の作成で、-sオプション、または-oオプションで指定するプロパティファイルの以下の項目の設定を、表に示します。
 表の項目以外の項目については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“fjj2eeadmin”を参照してください。

パラメタ

設定内容

指定

INITIAL_CONTEXT_FACTORY

使用するJDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのクラス名を指定します。
com.fujitsu.interstage.jdbc.FJJdbcContextFactory

必須

PROVIDER_URL

使用するJDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのURLを、以下の形式で指定します。
FJIS://localhost[:ネーミングサービスに接続するときのポート番号]([ ]内は省略可能。省略値は10526。)

必須

DATABASE_KIND

使用するデータベースタイプの種類を、以下より選択します。
“2":データベースタイプがSQLServer

必須

◆記述例

********************************************************************************
    INITIAL_CONTEXT_FACTORY=com.fujitsu.interstage.jdbc.FJJdbcContextFactory
    PROVIDER_URL=FJIS://localhost
    DATA_SOURCE_NAME=DS1
    JDBC_DATA_SOURCE_NAME=jdbc/DS1
    USERID=user1
    PASSWORD=pass1
********************************************************************************

■メッセージについて

 SQLServerを使用してエラーメッセージが出力された場合は、“メッセージ集”の“java.sql で始まる例外情報”を参照してください。エラーメッセージには以下の文字列が出力されます。

■Interstage JDBCドライバでSQL Serverを使用する場合について

 EJBサービスのパッケージ中に、Interstage JDBCドライバが含まれています。Interstage JDBCドライバでSQL Serverを使用する場合は、そちらを使用してください。使用に際しては、Interstage JDBCドライバに添付のソフトウェア説明書を参照してください。ソフトウェア説明書は、以下の場所にあります。

C:\Interstage\EJB\jdbc\fjisjdbc.txt


 Interstage JDBCドライバは、JDK/JRE1.3でのみ使用できます。

 Interstage JDBCドライバの実行環境と、SQL Serverのインストール環境が異なる場合、Interstage JDBCドライバの実行環境にSQL Serverクライアントツールをインストールしてください。


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