Interstage Application Server 移行ガイド
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第1章 動作OSの違いによる注意事項

1.3 Solaris 10で使用する場合

 本製品のサーバパッケージをSolaris 10で使用する場合における、以下の注意事項を説明します。

未サポート機能

 本製品のサーバパッケージをSolaris 10で使用する場合、Solarisの他のバージョンで使用する場合と比べて本製品の以下の機能が未サポートとなっています。

サービス

機能

説明

参照マニュアル

Java

JDK 1.3

使用することはできません。これに伴い、ApworksサーバランタイムのJDK/JRE 1.3対応機能など、JDK/JRE 1.3で動作する各機能も使用できません。
JDK 1.4.2を使用してください。

SSL

SMEE2

証明書/鍵管理環境において、SMEE2のSSLライブラリを使用することはできません。
SMEE3のSSLライブラリを使用してください。

セキュリティシステム運用ガイド「SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境の構築と利用」の「証明書/鍵管理環境で使用できるSSLライブラリについて」

証明書/鍵管理環境を構築するときに、mkslt、mktknコマンドは使用できません。
makeslot、maketokenコマンドを使用してください。

セキュリティシステム運用ガイド「SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境の構築と利用」の「証明書/鍵管理環境の構築方法」
リファレンスマニュアル(コマンド編)「SSL環境設定コマンド」

ネットワーク管理マネージャによる性能情報のリアルタイム監視機能

 性能監視ツールのリアルタイム監視機能をSolaris 10で使用する場合、Solarisの他のバージョンで使用する場合と比べて以下の注意事項があります。

 詳細については、OSのマニュアルを参照してください。

 以下に、SMAを使用せず、SEAのみ使用する場合の環境設定例を示します。

  1. SMAの停止

    # /etc/init.d/init.sma stop


  2. SMAの起動スクリプトの変名

    # mv /etc/rc3.d/S82initsma /etc/rc3.d/_S82initsma


  3. /etc/rc3.d/S75seaportスクリプトの変名

    # mv /etc/rc3.d/S75seaport /etc/rc3.d/_S75seaport


  4. SEAが使用するポート番号の設定を161に変更

    /etc/snmp/conf/snmpdx.regファイルのport行を16161から161に変更


  5. SEAの各設定ファイルを作成

    # cp /etc/snmp/conf/mibiisa.rsrc- /etc/snmp/conf/mibiisa.rsrc
    # cp /etc/snmp/conf/snmpdx.acl /etc/snmp/conf/mibiisa.acl


  6. SEAの再起動

    # /etc/init.d/init.snmpdx stop
    # /etc/init.d/init.snmpdx start

RCプロシジャおよび状態遷移プロシジャについて

 本製品のサーバパッケージでは、RCプロシジャおよび状態遷移プロシジャが、Solaris 10対応となっております。Solaris 10で使用する場合には、旧バージョン・レベルで使用していたRCプロシジャおよび状態遷移プロシジャを、そのまま本バージョン・レベルに移行しないでください。本製品でインストールしたSolaris10対応のRCプロシジャおよび状態遷移プロシジャを使用してください。修正する必要があれば、本製品でインストールしたSolaris10対応のRCプロシジャおよび状態遷移プロシジャに対して、修正を実施した上で使用してください。


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