Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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29.5 iscollectinfo
名前
iscollectinfo − 一括情報採取ツール
形式
iscollectinfo [-M system] [-d directory]
機能説明
iscollectinfoコマンドはInterstageの調査資料を採取します。トラブル発生時、技術員連絡を行う前に本コマンドを使用して調査資料の採取を行ってください。
本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。
-d
調査資料の格納先ディレクトリを指定します。以下の形式で格納されます。
<指定ディレクトリ>\collect\<YYYYMMDDHHMMSS>
<指定ディレクトリ>/collect/<YYYYMMDDHHMMSS>/<system>
<指定ディレクトリ>/collect/<YYYYMMDDHHMMSS>/default
<YYYYMMDDHHMMSS>は年4桁・月2桁・日2桁・時間2桁・分2桁・秒2桁の形式です。例えば2003年1月23日12時34分56秒の場合、20030123123456になります。<system>は運用の対象となるシステム名です。
本オプションを指定しない場合は対話形式で格納先ディレクトリの問い合わせがあります。デフォルトではカレントディレクトリ配下となっています。問い合わせに答えて格納先ディレクトリを指定してください。
-M system
拡張システムを生成した場合に、対象となるシステム名を指定します。本オプションを省略するとデフォルトシステムが対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
− Interstage Application Server Enterprise Edition
注意事項
- 本コマンドはトラブルが発生した直後に実行してください。
- 本コマンドは管理者権限で実行してください。
- 資料採取時に以下のメッセージが出力されることがありますが、問題はありません。qff32022u・qff32301iメッセージについてはプラットフォームがSolarisの場合はIDCM使用手引書を、Windowsの場合はIDCMヘルプを参照してください
IJServer10007, IJServer10008, IJServer10134
es10924
od10712, od10713, od10717, od10719, od10723, od10724, od10725, od10726, od10727, od10728, od10900, od10901, od10905, od10966
ots9343, ots9378
qff32022u, qff32301i
- 資料格納先に1024バイトを超えるディレクトリ名は指定できません。1024バイトを超えるディレクトリ名を指定した場合、is30893メッセージを出力してエラーとなります。
- 資料格納先に<YYYYMMDDHHMMSS>ディレクトリがすでに存在している場合、is30892メッセージを出力してエラーとなります。別端末で同時期にiscollectinfoコマンドを実行している場合や、OSの時計が正しくない場合などが該当します。
- Interstage HTTP Serverのアクセスログおよびエラーログのログファイルの出力先を以下の初期値から変更した場合、iscollectinfoコマンドでは採取できません。その場合、別途ログファイルを採取してください。
(インストールディレクトリはデフォルト)
C:\Interstage\F3FMihs\logs
(インストールディレクトリはデフォルト)
/var/opt/FJSVihs/logs
- Interstageインストール先を資料格納先に指定できません。Interstageインストール先を資料格納先に指定した場合、is30896メッセージを出力して エラーとなります。
- “/FSUN”または“/FJSV”という文字列が含まれるディレクトリ名を資料格納先に指定できません。“/FSUN”または“/FJSV”という文字列が含まれるディレクトリ名を資料格納先に指定した場合、is30896メッセージを出力してエラーとなります。
- “/FJSV”が含まれるディレクトリ名を資料格納先に指定できません。“/FJSV”という文字列が含まれるディレクトリ名を資料格納先に指定した場合、is30896メッセージを出力してエラーとなります。
- 採取時間の目安は5分程度です。ただし、マシン環境により目安以上に時間を要する場合があります。
- デフォルトの設定から変更がない場合、採取に必要なディスク容量の目安は100Mバイト程度です。デフォルトの設定内容から変更して各種のログサイズを大きくした場合等はより多くのディスク容量を必要としますので資料格納先のディスクには十分な空きを用意してください。
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