Interstage Application Server リファレンスマニュアル（コマンド編）

28.42 svagrestore

名前

　svagrestore　−　負荷計測エージェントの環境設定資源のリストア・移入

形式

　svagrestore backupdir

機能説明

　svagrestoreコマンドは、負荷計測エージェントの環境設定資源のリストア・移入を行います。

　以下に、svagrestoreコマンドの引数を説明します。

backupdir

　バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。

メッセージ

　本コマンド実行時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。

svagrestore: INFO: Restore process finished.

　コマンドが正常終了しました。

svagrestore: ERROR: %s does not exist.

　コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納ディレクトリ%sは存在しません。

svagrestore: ERROR: A required file does not exist.

　バックアップ資源が存在しません。バックアップ資源の格納ディレクトリの指定に誤りがあるか、資源のバックアップ作業が正しく行われていませんでした。

svagrestore: ERROR: Load Measure Agent is not installed.

　負荷計測エージェントがインストールされていません。資源をリストアするには負荷計測エージェントをインストールする必要があります。

svagrestore: ERROR: Restore process failed.

　コマンドが異常終了しました。本コマンド実行時の注意事項等を参照し、実行方法に誤りがないかを確認してください。実行方法に誤りがある場合は、注意事項等の記事に従い、再度コマンドを実行してください。

注意事項

• 本コマンドは管理者権限で実行してください。
• 本コマンドは負荷計測エージェント起動中でも実行することが出来ますが、リストア・移入した環境設定資源を反映するには実行後に負荷計測エージェントを再起動する必要があります。
• 本コマンドと同時にndsvagsetコマンドおよびndsvaginsコマンドを実行しないでください。
  ndsvagsetコマンドおよびndsvaginsコマンドについてはInterstage Traffic Directorのマニュアルを参照してください。
• 同一のOS間でのみバックアップ・リストア可能です。
• 本コマンドでIPアドレスの異なるサーバに移入する場合、ndsvagsetコマンドで設定したIPアドレスを変更して移入することは出来ません。ndsvagsetコマンドで再度設定を行ってください。

使用例

　svagrestore X:\Backup

　svagrestore /backup