Interstage Application Server リファレンスマニュアル（コマンド編）

28.41 svagbackup

名前

　svagbackup　−　負荷計測エージェントの資源のバックアップ・移出

形式

　svagbackup backupdir

機能説明

　svagbackupコマンドは、負荷計測エージェントの環境設定資源のバックアップ・移出を行います。

　以下に、svagbackupコマンドの引数を説明します。

backupdir

　バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。

メッセージ

　本コマンド実行時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。

svagbackup: INFO: Backup process finished.

　コマンドが正常終了しました。

svagbackup: ERROR: %s does not exist.

　コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納ディレクトリ%sは存在しません。

svagbackup: ERROR: Backup data already exist.

　コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納ディレクトリにすでにバックアップ資源が存在します。

svagbackup: ERROR: Load Measure Agent is not installed.

　負荷計測エージェントがインストールされていません。資源をバックアップするには負荷計測エージェントをインストールする必要があります。

svagbackup: ERROR: Backup process failed.

　コマンドが異常終了しました。本コマンド実行時の注意事項等を参照し、実行方法に誤りがないかを確認してください。実行方法に誤りがある場合は、注意事項等の記事に従い、再度コマンドを実行してください。

svagbackup: ERROR: Invalid parameter.

　コマンドのパラメタ指定に誤りがあります。

svagbackup: ERROR: A required registry key does not exist.

　退避対象の資源が存在しません。

svagbackup: ERROR: A required file does not exist.

　退避対象のファイルが存在しません。

注意事項

• 本コマンドは管理者権限で実行してください。
• 本コマンドは負荷計測エージェント起動中でも実行可能です。
• 本コマンドと同時にndsvagsetコマンドおよびndsvaginsコマンドを実行しないでください。
  ndsvagsetコマンドおよびndsvaginsコマンドについてはInterstage Traffic DirectorおよびIPCOM S IIOP負荷分散のマニュアルを参照してください。
• 同一のOS間でのみバックアップ・リストア可能です。
• バックアップ用ディレクトリに、バックアップ資源格納に必要な空きディスク容量を確保してください。バックアップ資源の格納に必要なディスク量は1kbyteです。
• svagbackupコマンドは、指定したバックアップ先パス配下に以下のディレクトリを作成後、そのディレクトリ配下に負荷計測エージェントの環境設定資源をバックアップします。すでに以下のディレクトリが存在する場合は、削除後に実行してください。
  
  　TRFDIR
  
  　svag

使用例

　svagbackup X:\Backup

　svagbackup /backup