Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第11部 保守編> 第28章 バックアップコマンド

28.37 tdbackup

名前

 tdbackup − コンポーネントトランザクションサービスの資源のバックアップ・移出

形式


 tdbackup isdir backupdir [tddir]


 tdbackup backupdir

機能説明

 tdbackupコマンドは、コンポーネントトランザクションサービスの資源のバックアップ・移出を行います。

 以下に、tdbackupコマンドの引数を説明します。

isdir

 Interstageのインストールフォルダを指定します。

backupdir

 バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。

tddir

 Interstage動作環境定義の“TD path for system”の定義内容を指定します。本定義項目がデフォルト値([Interstageのインストールフォルダ]\td\var)であれば、本パラメタの省略が可能です。

メッセージ

 本コマンド実行時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。

tdbackup: INFO: Backup process finished.
 コマンドが終了しました。本メッセージの出力前に、何らかのメッセージが出力されている場合には、コマンドの実行に失敗しています。その場合は、出力メッセージの内容と、本コマンド実行時の注意事項に従い、再度コマンドを実行してください。

tdbackup: ERROR: Invalid parameter.
 コマンドのパラメタ指定が間違っています。

tdbackup: ERROR: INTERSTAGE was started.
 Interstageが起動されています。Interstageを停止してください。

tdbackup: ERROR: There is no permission to execute the command.
 Administratorsローカルグループに所属するユーザではありません。Administratorsローカルグループに所属するユーザで実行してください。

tdbackup: ERROR: %s does not exist.
 コマンドのパラメタで指定したInterstageのインストールフォルダ、または、“TD path for system”のフォルダ %s が、存在しません。

tdbackup: ERROR: %s already exists.
 コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納フォルダ %s が、すでに存在します。

tdbackup: ERROR: Backup data already exist.
 コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納フォルダに、すでにバックアップ資源が存在します。

tdbackup: ERROR: A required file does not exist.
 バックアップ資源が存在しません。Interstageのインストールフォルダの指定に誤りがあります。

tdbackup: INFO: Backup process finished.
 コマンドが正常終了しました。

tdbackup: ERROR: Invalid parameter.
 コマンドのパラメタ指定が間違っています。

tdbackup: ERROR: INTERSTAGE was started.
 Interstageが起動されています。Interstageを停止してください。

tdbackup: ERROR: %s does not exist.
 コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納ディレクトリ %s は、存在しません。

tdbackup: ERROR: Backup data already exist.
 コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納ディレクトリに、すでにバックアップ資源が存在します。

tdbackup: ERROR: A required file does not exist.
 バックアップ資源が存在しません。Interstageのインストールディレクトリの指定に誤りがあります。

tdbackup: ERROR: %s is not installed.
 パッケージ %sがインストールされていません。資源をバックアップするには、パッケージ %sをインストールする必要があります。

tdbackup: ERROR: Backup process failed.
 コマンドが異常終了しました。本コマンド実行時の注意事項等を参照し、実行方法に誤りがないかを確認してください。実行方法に誤りがある場合は、注意事項等の記事に従い、再度コマンドを実行してください。その他の場合は、コマンドのエラー原因を示すエラー情報が、下記ファイル内の最後に出力されていますので、そのエラー情報に対する対処を行ってください。
 /var/opt/FSUNtd/trc/backup_restore/backup_error.log

注意事項

使用例

 tdbackup C:\Interstage X:\Backup\td

 tdbackup /backup/td


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