Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第11部 保守編> 第28章 バックアップコマンド

28.30 odimportir

名前

 odimportir − インタフェース情報の移入

形式

 odimportir [-e] [-a | -v | -i] filename [-M system]

機能説明

 odimportirコマンドは、odexportirコマンドにより生成されたインタフェース情報ファイルを使用しインタフェース情報の移入を行います。
 本コマンドはデフォルトでは、移入を行う前に移入先に同名のインタフェース情報が存在するかどうかのチェックを行います。移入先にインタフェース情報ファイル内と同じリポジトリIDを持つインタフェース情報が存在する場合はエラーを通知します。

-e

 移入対象のインタフェースリポジトリがValueインタフェースを使用している場合に本オプションを指定します。本オプションを指定しない場合は、標準インタフェースのインタフェースリポジトリを使用して移入を行います。
 本オプションを使用する場合は、インタフェースリポジトリの環境設定においてValueインタフェースを選択する必要があります。
また、本オプションを使用して移入を行う場合は、インタフェース情報ファイルがValueインタフェースを使用しているインタフェースリポジトリより生成されている必要があります。

-a

 移入を行う際に、移入先におけるインタフェース情報のチェックを行いません。移入先にインタフェース情報ファイル内と同じリポジトリIDを持つインタフェース情報が存在する場合は、そのインタフェース情報を新しいインタフェース情報に置き換えて移入します。

-v

 移入を行う際に、移入先におけるインタフェース情報のチェックを行いません。移入先にインタフェース情報ファイル内と同じリポジトリIDを持つインタフェース情報が存在する場合は、そのインタフェース情報を新しいインタフェース情報に置き換えて移入します。置き換えたインタフェース情報は標準出力に表示します。

-i

 インタフェース情報ファイルの情報を表示します。

filename

 移入するインタフェース情報ファイルのファイル名を指定します。

-M system

 拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
 本オプションは、以下の製品で指定可能です。
 − Interstage Application Server Enterprise Edition

注意事項

使用例

  odimportir -i filename

    Time    : Fri Mar 26 08:01:20 1999    /* 移出時刻(GMT) */
    File V/L  : 01/01                     /* インタフェース情報ファイルバージョン */
    IR V/L   : 04/00                      /* インタフェースリポジトリバージョン */
    File size  : 000000000000b910         /* ファイルサイズ(16進16桁) */
    OS      : SunOS 5.6                   /* 移出コマンド実行マシンのOS情報 */

    IMPORT OBJECT INFORMATION             /* オブジェクト情報(表題) */
    ID       :IDL:ARRtest1:1.0            /* リポジトリID */
    NAME   :ARRtest1                      /* 名前 */
    VERSION :1.0                          /* バージョン名 */

注) 移出時にリポジトリIDを指定せずに(全体移出)インタフェース情報ファイルを生成した場合、表示されるオブジェクト情報はルート直下のオブジェクトとなります。移出時にリポジトリIDを指定した場合、表示されるオブジェクト情報は指定されたリポジトリIDの情報となります。


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