Interstage Application Server リファレンスマニュアル（コマンド編）

28.10 iscbackupsys

名前

　iscbackupsys　−　Interstageセットアップ資源のバックアップ・移出

形式

　iscbackupsys [-M システム名] backupdir

機能説明

　iscbackupsysコマンドは、Interstage管理コンソールまたはInterstage統合コマンドによるInterstage初期化資源のバックアップ・移出を行います。

　以下に、iscbackupsysコマンドの引数を説明します。

-M システム名

　システム名を指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
　本オプションは、以下の製品で指定可能です。
　−　Interstage Application Server Enterprise Edition

backupdir

　バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。

注意事項

• 本コマンドは、管理者権限で実行してください。
• 本コマンドを実行する前に、Interstageを停止してください。

• バックアップ用ディレクトリに、バックアップ資源格納に必要な空きディスク容量を確保してください。バックアップ資源の格納に必要なディスク量の見積り方法については、“チューニングガイド”を参照してください。
• バックアップ資源の格納ディレクトリ内に、“isc”という名前のファイルまたはディレクトリが存在する場合、バックアップ処理はエラーとなります。

使用例

　iscbackupsys X:\Backup

　iscbackupsys /backup