Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第7部 シングル・サインオン運用編> 第23章 シングル・サインオン運用コマンド

23.6 ssoimpsv

名前

 ssoimpsv − 環境設定の移入(リポジトリサーバ(参照系)用)

形式

 ssoimpsv AuthInfSetupFile

機能説明

 指定された認証基盤構築ファイルを使用して、リポジトリサーバ(更新系)で行った以下の変更内容をリポジトリサーバ(参照系)に反映します。

 本コマンドはSSO管理者が使用します。

 以下に、ssoimpsvコマンドのオプションと引数を説明します。

AuthInfSetupFile

 セションの管理を行っているリポジトリサーバ(更新系)からダウンロードした認証基盤構築ファイル名を絶対パスで指定します。

メッセージ

 コマンド実行後、パスワードの入力を要求するメッセージが表示されます。
 パスワードの入力要求に対し、認証基盤構築ファイルを復号化するための正しいパスワードを入力した場合、リポジトリサーバ(参照系)の環境設定の変更内容、および暗号化情報(サービスID)の更新について、以下のようなメッセージが表示されます。
 また、以下のメッセージが表示された後、環境設定の変更、および暗号化情報(サービスID)の更新を行うかどうかを確認するメッセージが表示されます。なお、環境設定の変更、および暗号化情報(サービスID)の更新を行う必要が無い場合は、「Nothing」と表示し、処理を終了します。
 各メッセージの表示形式については、使用例を参照してください。

【環境設定の変更時のメッセージ】

リポジトリサーバ(参照系)の環境設定(注)

変更内容

表示メッセージ

変更前

変更後

セション管理の運用

運用を行わない

運用を行う

Session management : Yes

【暗号化情報(サービスID)の更新時のメッセージ】

暗号化情報(サービスID)

表示メッセージ

更新を行う

Service ID : Updated

 注)リポジトリサーバ(参照系)のInterstage管理コンソールで、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブ > [詳細設定[表示]]をクリックすることで、以下の情報を確認することができます。
 ・[認証基盤の情報]の[セション管理の運用]

注意事項

使用例


 認証基盤構築ファイル“C:\tmp\sso-auth-infra”を使用して、以下の設定のリポジトリサーバ(参照系)に環境を移入します。
  −セション管理の運用:運用を行わない
  −暗号化情報(サービスID):更新を行う

ssoimpsv C:\tmp\sso-auth-infra
Password: (注1)
[Update information]
 Session management : Yes
 Service ID : Updated
Are you sure to update the server configuration to the above information? (yes/no) (注2)

 環境設定の移入を行った後で、再度同じ認証基盤構築ファイルを使用してリポジトリサーバ(参照系)に環境を移入した場合は、以下のメッセージを出力し、処理を終了します。

[Update information]
 Nothing


 認証基盤構築ファイル“/tmp/sso-auth-infra”を使用して、以下の設定のリポジトリサーバ(参照系)に環境を移入します。
  −セション管理の運用:運用を行わない

/opt/FJSVssosv/bin/ssoimpsv /tmp/sso-auth-infra
Password: (注1)
[Update information]
 Session management : Yes
 Service ID : Updated
Are you sure to update the server configuration to the above information? (yes/no) (注2)

 環境設定の移入を行った後で、再度同じ認証基盤構築ファイルを使用してリポジトリサーバ(参照系)に環境を移入した場合は、以下のメッセージを出力し、処理を終了します。

[Update information]
 Nothing

 注1)認証基盤構築ファイルを復号化するためのパスワードを入力してください。
 注2)“yes”、または“no”を入力してください。それ以外を入力すると、“no”を入力した場合の動作となります。


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