Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第3部 J2EE編> 第15章 Webサービス開発コマンド> 15.1 iswsgen

15.1.1 wsdl

形式

 iswsgen wsdl [“オプション”] <service-endpoint-interface>

機能説明

 サービスエンドポイントインタフェースから、WSDLファイル、およびWebサービスアプリケーション開発に必要な以下のファイルを生成します。

service-endpoint-interface

 サービスエンドポイントインタフェースのパッケージ名付きクラス名を指定します。クラスは、-classpathオプションで指定されたクラスパスから検索されます。
 メソッドの引数に使用するクラスや継承しているクラスも、クラスパスに設定する必要があります。

オプション

 以下に、wsdl サブコマンドのオプションを説明します。
 以下の表に記載したオプションの他に、サブコマンド共通オプションが指定できます。

オプション名 (注1)

オプション引数 (注2)

内容

デフォルト値

-classpath

<クラスパス>

コマンドで参照するクラスパスを指定します。

カレントディレクトリ

-location
-l (注3)

<URL>

WSDLに記述する接続先URLを指定します。
URLで利用できるプロトコルは、HTTP(http://または、https://)です。

ダミーの値

-bindingName
-B

<バインディング名>

生成されるWSDLのbinding要素に使う名前を指定します。

ポート名+“SoapBinding”

-serviceElementName
-E

<サービス名>

生成されるWSDLのservice要素に使う名前を指定します。

ポートタイプ名+“Service”

-servicePortName
-P

<ポート名>

生成されるWSDLのservice要素のportに使う名前を指定します。

サービスエンドポイントインタフェース名+“Port”

-namespace
-N

<ネームスペース名>

サービスエンドポイントインタフェースのJavaパッケージ名に対応する、生成されるWSDL内のネームスペース名を指定します。
-PkgtoNSオプションでもサービスエンドポイントインタフェースのJavaパッケージ名に対して同様の定義ができますが、本オプションが優先されます。

サービスエンドポイントインタフェースのパッケージ名から一定のルールで自動的に生成された値。デフォルトパッケージの場合は、http://DefaultNamespace

-PkgtoNS
-p

<パッケージ名>=<ネームスペース名>

Javaパッケージ名から、生成されるWSDL内のネームスペース名への対応を定義します。
複数のパッケージ名について、対応するネームスペース名を定義する場合は、本オプションを複数個繰り返して指定できます。
また、-PkgNSmappingFileオプションでも同様の定義ができますが、同じパッケージ名に対する定義があった場合には、本オプションが優先されます。

パッケージ名から一定のルールで自動的に生成された値

-soapAction
-A

OPERATION | NONE

生成されるWSDLのoperation要素のsoapAction属性の設定方法を指定します。

  • OPERATION
    operationの名前をsoapActionに設定します。
  • NONE
    “”をsoapActionに設定します。

OPERATION

-styleuse
-y

DOCLITERALWRAPPED |RPCLITERAL |RPCENC

生成されるWSDLのSOAPバインディングのstyleおよびuseを指定します。これらは、SOAPで通信する際に送受される、XMLの形式に影響します。

  • DOCLITERALWRAPPED
    styleに“document”、useに“literal”を設定します。
  • RPCLITERAL
    styleに“rpc”、useに“literal”を設定します。
  • RPCENC
    styleに“rpc”、useに“encoded”を設定します。

DOCLITERALWRAPPED

-wsdlFile
-w

<WSDLファイル名>

生成されるWSDLファイル名を指定します。

WSDLのポート名+“.wsdl”

注1)
オプション名は大文字/小文字を区別します。
注2)
表中で「−」と表されているものは、オプション引数が不要です。
注3)
WSDLに記述される接続先URLは、配備後に取得できる公開用WSDLでは配備された環境に合わせて更新されますので、通常は-locationオプションで指定する必要はありません。
wsdl サブコマンドで生成したWSDLファイルを公開用WSDLとする場合には、-locationオプションで明に接続先URLを指定してください。

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