Interstage Application Server リファレンスマニュアル（コマンド編）

14.1 ejbcustx

名前

　ejbcustx　−　カストマイズツールの起動

形式

　ejbcustx [-s EJBコンテナ名] [-a EJBアプリケーション名] [-ejbdb] [-M システム名]

機能説明

　EJB1.1およびEJB2.0規約に準拠したEJBアプリケーションの定義情報や実行環境情報などを編集するためのカストマイズツールを起動します。

　以下に、ejbcustxコマンドの引数を説明します。

-s EJBコンテナ名

　カスタマイズするEJBアプリケーションが配備されたEJBコンテナを指定します。

-a EJBアプリケーション名

　カスタマイズするEJBアプリケーションを指定します。

-ejbdb

　メニューバーの[ツール]から“DBアクセス環境定義”が起動できるようになります。

-M システム名

　拡張システムに対する操作を行う場合は、システム名にiscreatesysコマンドで指定したシステム名を指定します。省略した場合は、デフォルトのシステム名が使用されます。

使用例

　“EMPLOYEE”というEJBコンテナの“NameBean”というEJBアプリケーションをカスタマイズする場合の例を以下に記述します。

ejbcustx -s EMPLOYEE -a NameBean

注意事項

• 本カストマイズツールで処理できるものは、EJB1.1およびEJB2.0規約に準拠したEJBアプリケーションです。
• 本コマンドは、アプリケーション格納フォルダ作成中は使用しないでください。
• 当該EJBアプリケーションが運用中の場合は、あらかじめ停止しておいてください。当該IJServerを停止しないで本コマンドを実行した場合、編集した情報を有効にするためにはIJServerを再起動してください。
• 本コマンドは、J2EE共通ディレクトリ変更中には使用しないでください。

• Terminal Serviceでは、ディプレイの色が256色となりますので、カストマイズツールの画面の表示色が不安定になる場合がありますが、動作には影響ありません。