Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第3部 J2EE編> 第13章 J2EE運用コマンド

13.3 ijsdeployment

名前

 ijsdeployment - J2EEアプリケーションの配備

形式

 ijsdeployment -n name -f filepath [-c web application name] [-r]
 ijsdeployment -n name -d path [-c web application name] [-r]

機能説明

 ijsdeploymentコマンドは、IJServerのワークユニットに対してJ2EEアプリケーションの配備を行います。IJServerのワークユニットが運用中の場合は、HotDeploy機能を使用したJ2EEアプリケーションの配備/再配備となります。

 以下に、ijsdeploymentコマンドのオプションおよび引数を説明します。

-n name

 配備対象となるIJServerのワークユニット名を指定します。

-f filepath

 配備対象ファイルを絶対パス、または相対パスで指定します。-dオプションと同時に指定することはできません。
 配備できるファイルを次に示します。

-d path

 サーバ上の任意の位置で実行するWebアプリケーションが保管されているディレクトリをフルパスで指定します。-fオプションと同時に指定することはできません。
 -dオプションによって配備すると、サーバ上の任意のディレクトリ配下に展開されたWebアプリケーションを、IJServerディレクトリ配下にコピーすることなく、IJServerで動作させることができます。

-c web application name

 Webアプリケーション名を指定します。
 URLにWebアプリケーション名を指定しないで呼び出しが行えるデフォルトWebアプリケーションとしてWebアプリケーションを配備する場合には、Webアプリケーション名にROOTを指定してください。
 Webアプリケーション名には、以下の名前の指定はできません。また、Webアプリケーション名の先頭に'/'を指定した場合は、'/'を取り除いた値がWebアプリケーション名となります。

 このパラメータは以下の場合に有効となります。

 このパラメータを省略した場合、Webアプリケーション名は以下のようになります。

 また、モジュール名は以下のようになります。

 ijsdeploymentコマンドでWebアプリケーションを配備した場合、モジュール名は変更できません。モジュール名を変更したい場合はInterstage管理コンソールから配備してください。

-r

 アプリケーションがすでに配備されていて、上書きで配備する場合に指定します。

戻り値

 0 = 正常終了
 上記以外 = エラーが発生し処理を中断

注意事項

使用例

 IJServerのワークユニット名がIJServer001、ファイルパスが「C:\temp\sample.ear」の操作例を以下に示します。

  -----------------------------------------------------------------------
    ijsdeployment -n IJServer001 -f C:\temp\sample.ear
  -----------------------------------------------------------------------

 IJServerのワークユニット名がIJServer001、ファイルパスが「/usr/tmp/sample.ear」の操作例を以下に示します。

  -----------------------------------------------------------------------
    ijsdeployment -n IJServer001 -f /usr/tmp/sample.ear
  -----------------------------------------------------------------------

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