Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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6.7.5 インプリメンテーションリポジトリの登録
インプリメンテーションリポジトリにサーバアプリケーション情報を登録するために、OD_impl_instコマンドを使用します。OD_impl_instコマンドでの登録処理の例と指定する情報について以下に示します。
OD_impl_inst -ax def
- -ax def
- 定義ファイルで指定した定義情報でサーバアプリケーション情報を登録することを示します。

defファイルの内容
rep_id = IDL:ODdemo/calculator:1.0
type = persistent
mode = SYNC_END
iswitch = ON
proc_conc_max = 1
thr_conc_init = 1
ior = 1.1
locale = UNICODE |
- rep_id = IDL:ODdemo/calculator:1.0
- インプリメンテーションリポジトリIDを指定します。
- type = persistent
- サーバタイプを指定します。Javaサーバアプリケーションの場合はpersistentを指定します。
- mode = SYNC_END
- リクエスト受付準備完了通知のモードです。Javaサーバアプリケーションの場合はSYNC_ENDを指定します。
- iswitch = ON
- サーバアプリケーションがクライアントアプリケーションごとにインスタンスデータを保持するかどうかを指定します(ON,OFF)。
アプリケーション形態としてFactory方式およびユーザインスタンス管理方式をとる場合はONを指定してください。
アプリケーション形態については、“アプリケーション形態の種別”を参照してください。
- proc_conc_max = 1
- プロセス最大多重度を指定します。
- thr_conc_init = 1
- スレッド初期多重度を指定します。省略時は16です。
- ior = 1.1
- 連携するIORのバージョンを指定します。locale = UNICODEを指定する場合、1.1を指定してください(省略時1.0)。
- locale = UNICODE
- サーバアプリケーションのコード系を指定します。日本語データを扱う場合、UNICODEを指定してください(その他のコード系は指定できません)。
なお、使用するJDKのバージョンによって、取り扱うUNICODEのバージョンが異なる場合がありますので、注意してください。
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