Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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19.4 使用できるWSDLについて
Interstage Webサービスで使用するWSDLが、WSDLの仕様以外に従う必要のある事項について説明します。

本節で使用しているXMLのネームスペースのprefixは、以下のとおりです。
- “wsdl”が表すネームスペース:“http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/”
- “soap”が表すネームスペース:“http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/”
■ 型定義
- wsdl:typesでの型定義には、XMLスキーマのみ使用できます。個々のデータ型については、“Javaのデータ型とXMLのデータ型との対応”を参照してください。
- XMLインスタンスの解釈が不定となる、スキーマ定義(例:出現回数が固定でなくかつ名前が同じ複数のelement定義が連続したsequenceモデル)に注意してください。そのような定義のデータは、実際の通信において、受信時の解釈も不定となります。
- 1つのcomplexType定義に、複数のany定義が含まれないようにしてください。
■ メッセージ
- styleが“document”の場合、wsdl:messageに含まれるwsdl:partは1つ以下でなければなりません。
- wsdl:partは、type属性またはelement属性のいずれか一方だけを指定できます。
■ ポートタイプ
- wsdl:portTypeには、request-response型のオペレーションだけを使用できます。
- operation要素のname属性には、1つのwsdl:portType内でユニークな値を指定しなければなりません。
■ バインディング
- wsdl:bindingには、SOAPバインディングだけを使用できます。
■ サービス
- 1つのWSDLに、wsdl:serviceは1つ以上存在するようにしてください。
■ WSDL拡張
- WSDLの拡張要素/属性には、SOAPバインディングで規定されたものだけが使用できます。
■ SOAPバインディング
- soap:bindingのtransport属性の値は、“http://schemas.xmlsoap.org/soap/http”でなければなりません。
- soap:headerは使用できません。
- 1つのWSDLで、styleの指定は“document”または“rpc”のいずれかに統一されていなければなりません。
- styleが“document”の場合、useには“literal”のみ指定できます。
- 1つのWSDLで、useの指定は“literal”または“encoded”のいずれかに統一されていなければなりません。
- useの指定は省略できません。
- encodingStyle属性を指定する場合は、値は“http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/”でなければなりません。
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