Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第1部 J2EE共通編> 第2章 J2EEアプリケーションの設計> 2.2 J2EEアプリケーションが運用される環境(IJServer)

2.2.6 Javaヒープ/Java Permanent領域不足時の制御


本機能は、SolarisおよびRHEL-AS4(x86)でのみサポートされています。

 Javaヒープ、またはJava Permanent領域が不足した場合のIJServerの制御を、以下のオプションから選択できます。IJServerのタイプが“WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用”のIJServerの場合は、Servletコンテナ、EJBコンテナごとに設定することができます。

 以下に、各オプションについて説明します。

プロセスを再起動する

Javaヒープ領域、Java Permanent領域、Cヒープ領域が不足した場合に、領域不足が発生したプロセスを再起動します。 (注)
再起動することで、運用を再開できます。また、IJServerを複数プロセスで運用することにより、プロセスの再起動中は別プロセスで処理が継続されるため、運用を停止することなく連続運用が可能となります。
プロセスの終了時にEXTP4435のメッセージをシスログに出力します。頻繁に発生する場合は、“メッセージ集” − “メッセージ番号がEXTPで始まるメッセージ” − “EXTP4435”のユーザの対処を参照し、JavaVMオプションを指定して下さい。

アプリケーションにjava.lang.OutOfMemoryErrorを返却する

通常のJavaアプリケーション同様、アプリケーションにjava.lang.OutOfMemoryErrorを返却します。
Webアプリケーションを運用してセションを継続したい場合などに、本オプションを設定してください。その場合は、Javaヒープ、またはJava Permanent領域の最適値を算出し、手動でJavaヒープ、またはJava Permanent領域を指定してから運用を行ってください。
IJServerのチューニングは、“チューニングガイド”の“IJServerのチューニング”を参照して行ってください。
なお、本オプションを設定した場合には、java.lang.OutOfMemoryErrorを返却後の制御は、コンテナにより異なります。Servletコンテナの場合はそのまま運用を継続し、EJBコンテナの場合はプロセスを再起動します。 (注)
プロセスの終了時に、EXTP4435のメッセージは出力されません。ただし、プロセスを再起動するを指定した場合とは異なり、プロセスが終了しない場合があります。
注) 再起動の回数は、リトライカウントで指定します。

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