Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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2.2.5 ネットワークドライブへアクセスする場合の環境設定

IJServer上に配備されたアプリケーションから、ネットワークドライブ上のファイルの参照および更新を行う場合の設定手順を以下に示します。
共有したい資源が存在するマシン(マシンA)側の操作
- Administrators権限を持ったユーザを作成
- 共有したい資源に対して共有を設定
共有資源をアクセスするIJServerが動作するマシン(マシンB)側の操作
- マシンAの1.で作成したユーザと同一のユーザ名/パスワードでAdministrators権限を持ったユーザを作成
- 1.のユーザ名を使用して共有資源をネットワークドライブに割り当て
- TransactionDirectorのログオンアカウントに1.のユーザを指定
TransactionDirectorのログオンアカウントの指定は、Administrator権限でログインし、「コントロールパネル」の「サービス」または「コントロールパネル」−「管理ツール」−「サービス」を起動後、“TransactionDirector”を選択し、[ログオン]により行います。
- Interstageを再起動
- IJServer上に配備されたアプリケーションから2.でネットワーク共有された資源にアクセス

- 手順上、各マシンにユーザの作成、共用の設定などWindows(R) OS上の操作が必要です。これらの操作に伴うセキュリティ上の意味について、Windows(R) OS上の観点からも考慮してください。
例: 作成したユーザのIDおよびパスワードの管理、意図しないユーザからのアクセス制御
- Windows(R) 2000 Server上ではドライブ名を利用したアクセス(例: z:\a.txt)が可能ですが、Windows Server(TM) 2003以降ではドライブ名を利用したアクセスが行えません。UNC接続でアクセス(例: \\[ipアドレス]\[共有名]\a.txt)してください。
- ネットワークドライブを使用する設定を行っている場合にはクラスタサービスは使用できません。
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