Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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第5章 分散トランザクション機能の運用

5.12 注意事項

 以下の内容について、説明します。

リソースマネージャにOracleを使用する場合

 JTSとEJBを利用した分散トランザクション機能配下でOracle8iを利用する場合は、Oracle JServer が有効になるようにデータベースを構築する必要があります。
 また、Oracle9iを利用する場合は、Oracle Enterprise Java Engine(Oracle EJE)が有効になるようにデータベースを構築する必要があります。
 JTSとEJBを利用した分散トランザクション機能配下でOracle9iを利用する場合は、Oracle Enterprise Java Engine(Oracle EJE)が有効になるようにデータベースを構築する必要があります。
  1. SYSユーザとして sqlplus にログオンします。
    (Oracle8i)
    sqlplus sys/password@ORACLE_SID
    (Oracle9i)
    sqlplus "sys/password@ORACLE_SID AS SYSDBA"
  2. 次の sql を実行します。
    grant select on DBA_PENDING_TRANSACTIONS to username
    ※usernameはデータソース定義に設定するユーザ名を指定してください。

旧環境から移行してきた場合

 V3.1以前の環境から移行してきた場合には、環境や定義の移行が必要になります。詳細は、“移行ガイド”を参照してください。

ユーザアプリケーションをマルチスレッドで動作させる場合

 サーバのCORBAアプリケーションをスレッド多重で起動し、そのサーバアプリケーションを運用中に、同一マシン内のOTSシステムあるいはリソース管理プログラムを再起動する場合、再起動が完了するまで、サーバアプリケーションへの運用を停止させてください。すなわち、クライアントからのサーバアプリケーションの呼び出しを行わないでください。起動が完了後、引き続き運用を行ってください。


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