Interstage Application Server 運用ガイド
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第4章 メンテナンス(資源のバックアップ)> 4.1 資源のバックアップとリストア> 4.1.1 概要と対象ファイル

4.1.1.17 Smart Repositoryの資源ファイル

 Smart Repositoryの資源ファイルは、リポジトリのデータベースとして標準データベースを使用する場合と、リレーショナルデータベース(RDB(Symfoware/RDB))を使用する場合とで異なります。

標準データベースを使用する場合

リポジトリ環境
  Smart Repositoryの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

リポジトリデータ
  Smart Repositoryで作成したリポジトリのディレクトリ (注1)
  例) C:\Interstage\Enabler\EnablerDStores\IREP\rep001\data

アクセスログ
  Smart Repositoryで作成したアクセスログのディレクトリ (注2)
  例) C:\Interstage\IREP\var\rep001\log

リポジトリ環境
  Smart Repositoryの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

リポジトリデータ
  Smart Repositoryで作成したリポジトリのディレクトリ (注1)
  例) /var/opt/FJSVena/EnablerDStores/FJSVirep/rep001/data

アクセスログ
  Smart Repositoryで作成したアクセスログのディレクトリ (注2)
  例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log

リポジトリ環境
  Smart Repositoryの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

リポジトリデータ
  Smart Repositoryで作成したリポジトリのディレクトリ (注1)
  例) /var/opt/FJSVena/DStores/FJSVirep/rep001/data

アクセスログ
  Smart Repositoryで作成したアクセスログのディレクトリ (注2)
  例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log

注1)

Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリの[データベース格納先]に指定したディレクトリです。

注2)

Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリのアクセスログ定義の[格納先]に指定したディレクトリです。

RDBを使用する場合

 RDB(Symfoware/RDB)を使用する場合、Smart Repository資源のうち、リポジトリデータはSymfoware/RDBが管理しています。Smart Repositoryのバックアップ機能とは別に、Symfoware/RDBのバックアップ機能を利用して、バックアップする必要があります。

Smart Repositoryのバックアップ機能の対象資源

リポジトリ環境
  Smart Repositoryの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
  Smart Repositoryで作成したアクセスログのディレクトリ (注1)
  例) C:\Interstage\IREP\var\rep001\log

リポジトリ環境
  Smart Repositoryの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
  Smart Repositoryで作成したアクセスログのディレクトリ (注1)
  例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log

リポジトリ環境
  Smart Repositoryの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
  Smart Repositoryで作成したアクセスログのディレクトリ (注1)
  例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log

注1)

Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリのアクセスログ定義の[格納先]に指定したディレクトリです。

RDB(Symfoware/RDB)のバックアップ機能を使って退避する資源

 以下に示す資源を退避してください。

ディスク上のデータベーススペース情報、およびディスク(ボリューム)の構成情報
  データベース作成時に指定したデータベース名、データベーススペース情報一覧、およびディスクの構成情報 (注1)

テーブルのDSI
  irepcrttblコマンドで作成したすべてのテーブルのDSI (注2)

RDBディクショナリ

アーカイブログ (注3)

注1)

データベース作成時にデータベース名、およびデータベーススペース情報一覧を作成して、ノートなどに記録して保存しておきます。

注2)

irepcrttblコマンドで作成したテーブルのDSIの取得方法は、“Smart Repository資源のバックアップ”で示します。

注3)

アーカイブログをバックアップするアーカイブログ運用をするときに退避します。

Smart Repositoryが提供するバックアップ・リストアコマンドと対象資源の関係

 Smart Repositoryが提供するバックアップ・リストアコマンド(irepbacksys/ireprestsys)のオプションと、その対象とする資源の関係は以下のとおりです。

標準データベースを使用する場合

対象とする資源

コマンドのオプション

指定なし

-confonly

-dataonly

リポジトリ環境

 

リポジトリデータ

 

アクセスログ

 

 

RDB(Symfoware/RDB)を使用する場合

対象とする資源

コマンドのオプション

指定なし

-confonly

-dataonly

リポジトリ環境

 

アクセスログ

 

 

 

■注意事項


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