PRIMECLUSTER Wizard for PowerGres Plus 導入運用手引書 4.2 - Linux -

3.1 クラスタ運用中の PowerGres Plus のメンテナンスについて

PRIMECLUSTER の運用中は、PRIMECLUSTER Wizard for PowerGres Plus が PowerGres Plus の監視を行っているため、PowerGres Plus の停止を行うと、異常が発生したとみなし PowerGres Plus の再起動や待機ノードへの切替えが発生します。
PowerGres Plus コールドバックアップなどメンテナンス作業を行いたい場合は、次のように userApplication の停止を行った後に行ってください。

■メンテナンス手順

• userApplication を停止する

  運用または待機ノードで次のように入力し、userApplication を停止させます。

  # hvutil -f <userApplication名>

  
  hvdisp コマンド等で、userApplication が Offline になったのを確認してから次の手順へ進んでください。

• メンテナンスの実施

  メンテナンス作業に必要なデータベース用のディスクをマウントし、PowerGres Plus のメンテナンスを行ってください。

• userApplication を再開する

  運用または待機ノードで次のように入力し、userApplication を開始させます。

  # hvswitch <userApplication名>

PowerGres Plus の管理ツールである PostgreSQL Plus Administrator を使用すると、一部の機能では、PowerGres Plus のインスタンスの再起動が行われる場合があります。そのため、userApplication を停止した状態で操作を行うようにしてください。