PRIMECLUSTER Wizard for PowerGres Plus 導入運用手引書 4.2 - Linux -

2.6 データベースインスタンスの作成/設定

• データベースインスタンスの配置
  データベースインスタンスは、共用ディスク上に作成します。
  共用ディスクが参照できる状態で行う必要があります。
  各資源の配置を以下に示します。

  項目	場所	備考
  インスタンスを格納するディレクトリ	共用ディスク	次の領域として使用します。 ・デフォルトデータベーススペース ・動作環境ファイル ・テンポラリログファイル
  データベーススペース	共用ディスク	・データベーススペース
  バックアップディレクトリ	共用ディスク	次の領域として使用します。 ・アーカイブログファイル ・バックアップデータ
  データベースインスタンスログ	任意	PRIMECLUSTER Wizard for PowerGres Plus のインスタンス設定用ファイルに記述します。

  
  インスタンス作成前に、共用ディスクに PowerGres Plus インスタンス管理者用ユーザの書き込み権限があることを確認してください。

• スタンバイ運用におけるデータベースの作成と設定

  運用ノード
  インスタンスの作成は運用ノード上からのみ行い、待機ノードでは、運用ノードから作成した共用ディスク上のインスタンスを参照できるようにする設定のみ行います。
  インスタンスの作成は、「PostgreSQL Plus管理者ガイド」 を参照してください。
  

  待機ノード
  インスタンスを作成した運用側と同一の構成になるように、マウントポイント用のディレクトリの作成を行ってください。

  
  上記で作成したディレクトリのパーミッションを運用系と同一にしてください。

• PowerGres Plus の動作確認
  PowerGres Plus データベースインスタンスを手動で起動/停止し、正しく動作することを確認してください。