SSF/Backup Facility 運用手引書
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付録G ユーザアカウントの変更手順

G.2 パスワードの変更手順

G.2.1 AdvancedCopy Manager のリポジトリアクセスユーザのパスワードの変更 

リポジトリアクセスユーザのパスワードの変更について説明します。

  • 本作業は AdvancedCopy Manager のマネージャを導入している場合に行ってください。

  • 詳細は『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「9.5.9 リポジトリアクセスユーザに指定したユーザの削除/パスワードの変更」を参照してください。

 

◆シングル構成の場合

  1. リポジトリアクセス用のユーザのパスワードを変更します。

    # passwd ユーザ名 <Return>
    新しいパスワード: 新規パスワード <Return> ←入力したパスワードは表示されません。
    新しいパスワードを再入力してください: 新規パスワード <Return> ←入力したパスワードは表示されません。
    passwd: ユーザ名 のパスワードが変更されました

     

  2. リポジトリアクセスを設定します。

    # /opt/swstorage/bin/stguserset ユーザ名 新規パスワード <Return>

     

  3. RMIデーモンを再起動します。

    # /opt/FJSVswstf/bin/stgrmicom stop <Return>
    # /opt/FJSVswstf/bin/stgrmicom start <Return>

 

◆クラスタ構成の場合

  1. リポジトリアクセス用のユーザのパスワードを変更します。両ノードで実行してください。

    # passwd ユーザ名 <Return>
    新しいパスワード: 新規パスワード <Return> ←入力したパスワードは表示されません。
    新しいパスワードを再入力してください: 新規パスワード <Return> ←入力したパスワードは表示されません。
    passwd: 新規ユーザ名 のパスワードが変更されました

     

  2. リポジトリアクセスを設定します。運用ノードで実行してください。

    # /opt/swstorage/bin/stguserset ユーザ名 新規パスワード <Return>

     

  3. RMIデーモンを再起動します。 運用ノードで実行してください。

    # SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
    # export SWSTGNODE <Return>
    # /opt/FJSVswstf/bin/stgrmicom stop <Return>
    # /opt/FJSVswstf/bin/stgrmicom start <Return>
    # unset SWSTGNODE <Return>

 

G.2.2 SPアシスタントのユーザのパスワードの変更 

SPアシスタントのユーザのパスワードの変更について説明します。

  • クラスタ構成の場合は両ノードで実行してください。

 

  1. SPアシスタントのWebブラウザを閉じます。
     
  2. SPアシスタントで認証可能なユーザのパスワードを登録します。

    # /usr/apache/bin/htpasswd -c /etc/apache/spAdmin.pwd ユーザ名 <Return>
    New password: 新規パスワード <Return> ←入力したパスワードは表示されません。
    Re-type new passwd: 新規パスワード <Return> ←入力したパスワードは表示されません。
    Adding password for user ユーザ名

 

G.2.3 クラスタ運用ビュー管理者のパスワードの変更 

クラスタ運用ビュー管理者のパスワードの変更について説明します。

  • 本作業はクラスタ構成の場合に行ってください。
  • 本作業は両ノードで行ってください。

  • クラスタ運用ビュー管理者のパスワード変更は『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「3.4.2 wvrootユーザのパスワードの変更」を参照してください。

 

G.2.4 Systemwalker Centric Manager のSystemwalker管理者アカウントのパスワードの変更 

Systemwalker管理者アカウントのパスワードの変更について説明します。

  • Systemwalker管理者アカウントのパスワードを変更する場合は『Systemwalker Centric Manager 導入手引書』の「9.4.1 Systemwalker管理者アカウントのパスワードを変更する【UNIX版】」を参照してください。

 

G.2.5 Systemwalker Operation Manager のOperation Managerユーザのパスワードの変更 

Operation Managerユーザのパスワードの変更について説明します。

  • 本作業は Systemwalker Operation Manager の拡張ユーザ管理機能を使用している場合に行ってください。

  • Operation Managerユーザのパスワードを変更する場合は『Systemwalker Operation Manager 導入手引書』の「2.3.3 ユーザの定義(拡張ユーザ管理機能を利用する場合)【UNIX】」を参照してください。

 

G.2.6 TSM の管理者のパスワードの変更 

TSM の管理者のパスワードの変更について説明します。

  • コマンドの詳細は『ETRNUS SF TSM 管理者のための解説書 (Solaris版)』を参照してください。

 

◆シングル構成の場合

  1. TSMサーバを起動します。

    # DSMSERV_DIR=/opt/tivoli/tsm/server/bin;export DSMSERV_DIR <Return>
    # cd /opt/tivoli/tsm/server/bin <Return>
    # ./dsmserv <Return>

     

  2. 管理者のパスワードを変更します。

    TSM:SERVER1>
    update admin ユーザ名 新規パスワード passexp=有効日数 <Return>

     

  3. TSMサーバを停止します。

    TSM:SERVER1>
    halt <Return>

     

◆クラスタ構成の場合

  • 本作業は運用ノードで実行してください。
  • 本作業を実施する前に、ダイレクトバックアップ、およびTSMによるバックアップ/リストア作業が行なわれていないことを確認をしてください。
  1. TSMサーバを停止します。

    # DSMSERV_DIR=/opt/tivoli/tsm/server/bin;export DSMSERV_DIR <Return>
    # cd /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin <Return>
    # ./dsmadmc <Return>

    ....

    ユーザー ID の入力: ユーザ名 <Return>

    パスワードの入力 : パスワード <Return> ←入力したパスワードは表示されません。

    ....

    tsm: USERAPP_SP5000>halt q <Return>
    ANR2234W This command will halt the server; if the command is issued from a remote client, it may not be possible to restart the server from the remote location.

    続行しますか? (はい (Y)/いいえ (N)) y <Return>

     

  2. TSMサーバをコンソールで起動します。

    # cd /sp/nbu/tsm <Return>
    # $DSMSERV_DIR/dsmserv <Return>

     

  3. 管理者のパスワードを変更します。

    TSM:SERVICE1>
    update admin ユーザ名 新規パスワード passexp=有効日数 <Return>

     

  4. TSMサーバを停止します。

    TSM:SERVICE1>
    halt <Return>

     

  5. TSM停止プロシジャファイル(/opt/tivoli/tsm/server/bin/stop.TSM)を編集し、以下の行の設定を変更します。

    • 本手順は変更した管理者がstop.TSMファイルに記述されている場合のみ実行してください。

     

    PA=変更前のパスワード → PA=変更後のパスワード

     

  6. 両ノードでシステムの再起動を行います。

    # shutdown -y -g0 -i6 <Return>

 


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