SSF/Backup Facility 運用手引書
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第9章 調査資料の採取

9.1 システムログの採取方法

システムに何らかのトラブルが発生した場合は、システムログを採取し、原因究明のための資料としてください。

 

■システムログの所在

システムログは、/var/admディレクトリにある messages というファイルです。
また、システムログは定期的に切替えが発生し、古いシステムログは messages.0, messages.1, messages.2 …と一定世代保存されます。

 

■システムログの採取方法

  • 以下の作業はすべてroot権限で実施してください。

 

システムログは、以下の手順で採取してください。クラスタ構成の場合は両ノードとも採取してください。

  1. SSF/Backup Facilityにログインし、カレントディレクトリを /var/adm に移動します。

    # cd /var/adm <Return>

     

  2. tarコマンドで退避用のアーカイブファイルを作成し、システムログを格納します。

    # tar cvf syslog_yymmdd.tar messages* <Return>

    ※yymmdd - 作業時の日付です。 例)2002年1月1日 → 020101

     

  3. アーカイブファイルをテープに退避します。

    # tar cvf /dev/rmt/0 syslog_yymmdd.tar <Return>

     

  4. 退避データが正しくテープに格納されたことを確認します。

    # tar tvf /dev/rmt/0 <Return>
    -rw-r--r-- root/sys xxxx xxxx-xx-xx xx:xx syslog_yymmdd.tar
    #

     

  5. アーカイブファイルを削除してください。

    # rm syslog_yymmdd.tar <Return>

     


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