SSF/Backup Facility 運用手引書
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目次
索引

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4.3 SSF/Backup Facilityの集中監視
4.3.1 障害を監視するために必要な設定
障害を監視するためには、イベント監視の動作環境やイベント監視の条件を設定する必要があります。以下に障害を監視するために必要な設定を表示します。

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- 具体的な設定の方法については『Systemwalker Centric Manager使用手引書 監視機能編』の「3.1 イベント監視の設定をする」を参照してください。
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■集中監視サーバへの設定
監視するイベント種別、および監視イベント情報の対象などを設定します。また、通信環境として以下を設定します。
- メッセージログやコマンドログのファイルの規模や格納場所を設定します。
- 頻繁に使用するリモートコマンドを登録します。
- メッセージの送達確認、保存データ数、メッセージ抑止などを設定します。
■SSF/Backup Facilityへの設定
- メッセージログやコマンドログに関する設定を行います。
- 運用管理サーバとの接続に関する設定を行います。
- 送達確認、保存データ数、メッセージ抑止の設定を行います。
- メッセージのメッセージ送信先システムを設定します。部門管理サーバの場合には、運用管理サーバをメッセージ送信先に設定します。業務サーバの場合には、通常、上位の部門管理サーバをメッセージの送信先システムに設定します。
Systemwalker Centric Managerでのメッセージ監視の登録方法を、ダイレクトバックアップのエラーメッセージ監視を例に説明します。
ダイレクトバックアップは以下の手順で登録します。
- Systemwalkerコンソールの[ツリー選択]ボックスから、環境定義を行う対象が存在するツリー(ノード一覧、ノード管理、業務管理)を選択します。
- ノード管理ツリーまたは業務管理ツリーを選択した場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中から目的のツリーを選択します。
- 選択したツリーの中から環境定義を行う対象のフォルダまたはノードを選択し、[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[イベント]-[フォルダ]または[ノード]を選択します。
すると[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。
- [イベント監視の条件定義]ウィンドウで[イベント]メニューから[イベントの追加]を選択します。
すると[イベント定義]ダイアログボックスが表示されます。

以下の項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
◆ホスト名の特定
- SSF/Backup Facilityのホスト名を指定します。
[ホスト名]オプションボタンをチェックしSSF/Backup Facilityのホスト名を指定します。
- エラー種別を指定します。
[エラー種別]オプションボタンをチェックし、“エラー”を選択します。
- メッセージのラベルを指定します。
[ラベル名]オプションボタンをチェックし、“DirectBackup”を入力します。
- メッセージテキストを指定します。
[メッセージテキスト]オプションボタンをチェックし、“\]:\[ERR”と入力します。
“\]:\[ERR”を入力することによりダイレクトバックアップのエラーメッセージが監視されます。

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- SSF/Backup Facilityの集中監視を行う場合は、監視ファイル名として、/sp/dbu/log/log.nowを追加してください。
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4.3.2 AdvancedCopy Managerを集中監視する場合の注意事項
Systemwalker Centric Manager運用管理サーバとStorage管理サーバが別々のサーバに存在するため、以下の点に注意してください。
- Systemwalker Centric Manager運用管理サーバとStorage管理サーバが同一のDNSサーバで管理された環境か、それぞれの/etc/hostsの定義が同一でないと、ノード名の検出が正しく行えず、Systemwalker Centric Managerとは連携できません。
- Storage管理サーバにSystemwalker Centric Managerエージェントをインストールする必要があります。
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