PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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付録E GDSのメッセージ

E.2 ドライバのメッセージ

ドライバのメッセージは、syslogインタフェースを通じて、ログファイルやコンソールに対して出力されます。

■メッセージ番号

E.2.1〜E.2.3 の各メッセージには番号が記載されていますが、GDSのドライバが実際に出力するメッセージには番号は付きません。

 

■変数名の意味

メッセージ中の斜体字は、変数を表しており、実際に出力される内容は状況によって異なります。メッセージの説明で使用される変数の意味と形式について示します。

 

変数名

意味

v_devno

ボリュームのデバイス番号(16進数)

v_maj

ボリュームのメジャ番号(10進数)

v_min

ボリュームのマイナ番号(10進数)

p_devno

物理スライスのデバイス番号(16進数)

p_maj

物理スライスのメジャ番号(10進数)

p_min

物理スライスのマイナ番号(10進数)

pdevtree

物理ディスクのデバイスツリーパス名
例: /dev/sda

pdevinst

物理ディスクのインスタンス名
例: sd77

blknodk

I/O要求されたディスク内ブロック番号(10進数)

blknosl

I/O要求されたスライス内ブロック番号(10進数)

length

I/O転送要求されたブロックサイズ(単位はバイト、10進数)

resid

転送されなかったブロックサイズ(単位はバイト、10進数)

errno

システムコールのエラー番号(10進数)

oflag

オープンフラグ(16進数)

second

経過時間(単位は秒、10進数)

lbolt

システムブート後の経過時間(単位はtick、16進数)

details

詳細情報

 

■説明

以下に、重要度の高いものから順に、ドライバが出力するメッセージを示します。重要度には、以下の3種類があります。

 

重要度

意味

facility.level

PANIC(パニック)

システムを停止させる事象を検出した場合に出力されるメッセージです。

kern.notice

WARNING(警告)

必ずしもエラー発生には到らないが、何らかの異常事象が検出された場合に出力されるメッセージです。

kern.warning

NOTICE(通知)

ドライバの動作記録などの目的で、出力されるメッセージです。

kern.notice

facility.level は、GDSのドライバがsyslogd(8)に渡すメッセージのプライオリティです。メッセージの出力先はsyslogd(8)の構成ファイル/etc/syslog.confに定義されており、/etc/syslog.confの定義を変更することにより、メッセージの出力先を変更することができます。詳細については、syslog.conf(5)のマニュアルページを参照してください。



下へE.2.1 警告メッセージ(22000 - 22099)
下へE.2.2 通知メッセージ(24000 - 24099)
下へE.2.3 内部エラーメッセージ(26000)

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