PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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付録A 留意事項> A.1 規約

A.1.1 オブジェクト名

利用者は、以下のオブジェクト名を自由に命名することができます。

オブジェクト名に使用できる文字は、英数字、- (ハイフン)、_ (アンダスコア)です。ただし、- (ハイフン)と_ (アンダスコア)で始まる名前は指定できません。先頭は必ず英数字としてください。
オブジェクト名の文字数は 32 文字までです。ただし、シングルディスクのディスク名の文字数は、28文字までです。

クラス名は、システム全体(クラスタの場合はクラスタシステム全体)で一意となるように管理されていて、同じ名前を持つクラスを 2 つ以上作成しようとするとエラーになります。

その他のオブジェクト名は、クラス内で一意となるように管理されていて、同じクラスに同じ名前のオブジェクトを作成しようとするとエラーになります。

スライス名は、GDSが、スライスが属しているディスク、グループおよびボリュームの名前を組み合わせて命名します。命名規則は、以下のとおりです。

・ミラースライスのうち、最上位ミラーグループに直接接続されているディスク内に存在するスライスの場合
ディスク名.ボリューム名

・ミラースライスのうち、最上位ミラーグループに直接接続されている下位グループ内に存在するスライスの場合
下位グループ名.ボリューム名

・ストライプボリュームのスライスの場合
最上位ストライプグループ名.ボリューム名

・最上位コンカチネーショングループに作成されたボリュームのスライスの場合
最上位コンカチネーショングループ名.ボリューム名

・スイッチボリュームのスライスの場合
運用ディスク名.ボリューム名

・シングルスライスの場合
シングルディスク名.ボリューム名

したがって、すべてのオブジェクトは、クラス名とオブジェクト名との組合せによって、システム全体で一意に特定することができます。

クラス名の重複【Linux2.6】
同じ名前のクラスが存在する複数のシングルノードにクラスタ制御をインストールしてクラスタシステムに移行することは可能です。詳細については、「シングルノードからクラスタシステムへの移行【Linux2.6】」を参照してください。

シャドウディスクのディスク名
シャドウディスクのディスク名は、以下の規則に従って命名する必要があります。



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