ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 使用手引書 13.0 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(TM) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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第4章 レプリケーション管理の操作

本章ではAdvancedCopy Managerにおけるレプリケーション管理の画面機能と操作方法について説明します。

レプリケーション管理画面を利用できるのは、ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 13.0以降のマネージャ/エージェントのみです。

4.1 レプリケーション管理画面の構 

レプリケーション管理は、分散システムにおけるレプリケーション運用/管理作業の負荷軽減を目的とし、Webブラウザを使用して以下の機能を提供します。

4.2 レプリケーション管理画 

AdvancedCopy Managerの初期画面の[ファイル]メニューから[Replication 管理]を選択すると、レプリケーション管理のサーバ一覧画面が表示されます。

レプリケーション管理画面は、以下の2種類の表示方法が選択できます。

[表示]メニューから[ボリューム単位で表示]もしくは[グループ単位で表示]を選択することで表示方法を切り替えることができます。

レプリケーション管理のツリー画面(図4.1)では、1〜8で示す選択対象があり、それぞれに対応した一覧画面があります。

[図 4.1 ツリー画]

[表 4.1 選択対象と画面の対]

項番

選択対象

一覧画面

1

レプリケーション管理

サーバ一覧画面

2

Storageサーバ
(HP-UXサーバ)

複製元ボリューム/複製先ボリューム画面

3

Storageサーバ
(Solarisサーバ、LinuxサーバまたはAIXサーバ)

複製元ボリューム/複製先ボリューム画面

4

Storageサーバ
(Windowsサーバ)

複製元ボリューム/複製先ボリューム画面

5

複製元ボリューム(フォルダ)

または

複製先ボリューム(フォルダ)

複製元ボリューム一覧画面

または

複製先ボリューム一覧画面

6

複製元ボリューム

または

複製先ボリューム

複製元ボリューム詳細画面

または

複製先ボリューム詳細画面

7

Storageサーバ

グループ一覧画面

8

グループ

グループ詳細画面

4.2.1 サーバ一覧画

Storage管理サーバに登録されたサーバの一覧を表示します。

この画面は、ツリー画面上で[レプリケーション管理]を選択すると表示されます。

4.2.1.1 表示項 

表示される項目を次に示します。

[表4.2サーバ一覧画面の表示項]

項番

表示項目名

説明

1

サーバ名

管理しているサーバ名

2

IPアドレス

管理しているサーバのIPアドレス

3

Port番号

管理しているサーバと通信するためのポート番号

4

OS種別

インストールされているOSの種別

5

OS Version

インストールされているOSのバージョン

4.2.1.2 操 

サーバ一覧画面で対象とするサーバを選択時に以下の操作が可能です。

4.2.2 複製元ボリューム/複製先ボリューム画

“複製元ボリューム”と“複製先ボリューム”を表示します。

この画面は、ボリューム単位のツリー画面上で、Storageサーバを選択すると表示されます。

4.2.2.1 表示項 

表示される項目を次に示します。

[表4.3 複製元ボリューム/複製先ボリューム画面の表示項]

項番

表示項目名

説明

1

フォルダ名

選択したサーバにある以下のボリューム種別を表示します。

  • 複製元ボリューム

  • 複製先ボリューム

4.2.2.2 操 

この画面で実施可能な操作はありません。

4.2.3 複製元ボリューム/複製先ボリューム一覧画

Storageサーバ配下の“複製元ボリューム”と“複製先ボリューム”の一覧を表示します。

この画面は、ボリューム単位のツリー画面上で、表示したいStorageサーバの「複製元ボリューム」または「複製先ボリューム」を選択すると表示されます。

4.2.3.1 表示項 

表示される項目を次に示します。

[表4.4 複写元ボリューム/複写先ボリューム一覧画面の表示項]

項番

表示項目名

説明

1

ボリューム名

選択したサーバにある複製元ボリューム名または複製先ボリューム名

2

ボリュームサイズ

選択したサーバにある複製元ボリュームサイズまたは複製先ボリュームサイズ

4.2.3.2 操 

複製元ボリューム/複製先ボリューム一覧画面で対象とするボリュームを選択時に以下の操作が可能です。

4.2.4 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細画

“複製元ボリューム”または“複製先ボリューム”の詳細情報を表示します。

この画面は、ボリューム単位のツリー画面上で、表示したい複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択すると表示されます。

4.2.4.1 表示項 

表示される項目を次に示します。

[表4.5 複写元ボリューム/複写先ボリューム詳細画面の表示項]

項番

表示項目名

説明

1

ボリューム名

複製元ボリューム名または複製先ボリューム名

2

複製元ボリュームサイズ

または

複製先ボリュームサイズ

複製元ボリュームサイズまたは複製先ボリュームサイズ

3

複製先ボリューム名

または

複製元ボリューム名

複製先ボリューム名または複製元ボリューム名

4

複製先ボリュームサイズ

または

複製元ボリュームサイズ

複製先ボリュームサイズまたは複製元ボリュームサイズ

5

コピー

コピー方向を表示します。

  • Uni-directional:複製元から複製先への一方向コピーのみ可能です。

  • Bi-directional:双方向コピーが可能です。

7

操作サーバ

複製ボリューム(ペア)の操作サーバを表示します。

  • Original:複製元サーバが操作サーバです。

  • Replica:複製先サーバが操作サーバです。

  • Both:複製元サーバおよび複製先サーバが操作サーバです。

8

コピー方向

コピー方向を表示します。

  • Regular:複製元から複製先へのコピー中です。

  • Reverse:複製先から複製元へのコピー中です。

  • ----:複製未実施です。

9

トラッキング

トラッキング処理の有無を表示します。

  • On:トラッキング処理中です。

  • Off:トラッキング処理中ではありません。

  • ----:スナップショット処理を行っていません。

GDS Snapshot連携の場合は常に"----"となります。

10

更新済みデータ量

以下のいずれかに該当する場合、前回の複製作成後の更新済みデータ量をパーセンテージで表示します。

  • Status欄が"----"かつTrk欄が"on"のとき(すなわち、トラッキング中かつ物理コピーが実施されていないとき)

  • Status欄が"copy-on-write"のとき(すなわち、SnapOPCが実施されているとき)

上記以外の場合は、"----"で表示します。

GDS Snapshot連携の場合は常に"----"となります。

11

Recoveryモード

筐体間同期処理のRecoveryモードを表示します。

  • Automatic:Automatic Recoveryモードです。

  • Manual:Manual Recoveryモードです。

  • ----:筐体間で同期型の複製(REC)を行っていません。

12

Splitモード

筐体間同期処理のSplitモードを表示します。

  • Automatic:Automatic Splitモードです。

  • Manual:Manual Splitモードです。

  • ----:筐体間で同期形の複製(REC)を同期モードで行っていません。

13

転送モード

筐体間同期処理の転送モードを表示します。

  • Synchronous:同期モードです。

  • Asynchronous:非同期モードです。

  • Stack:Stackモードです。

  • Consistency:Consistencyモードです。

  • ----:筐体間で同期型の複製(REC)を行っていません。

14

複製進捗率

  • 複製進行率をパーセントで表示します。複製未実施またはSnapOPC中の場合は"----"を表示します。

15

実行状態

実行状態を表示します。

  • ----:複製未実施です。

  • Synchronous:全面コピー、または差分コピー中です。

  • Equivalent:等価性維持状態です。

  • Replicated:複製確立状態です。

  • Copy-on-write: SnapOPC処理中です。

  • Failed:エラーサスペンド状態です。

  • Halt:ハードサスペンド状態です。

  • Snapshot:スナップショット処理中です。

  • ?????:コピー状況取得に失敗しました。

  • gds-error: GDSによるコピーが異常終了しています。

16

グループ名

グループ名を表示します。

グループに登録されていない場合は、"----"を表示します。

双方向レプリケーションの場合に、反対側のコピーのステータスを表示させるときには、[表示]メニューの[逆方向のコピー状態を表示]オプションにチェックを入れる必要があります。

4.2.4.2 操 

複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細画面で対象とする複製ボリュームを選択時に以下の操作が可能です。

4.2.5 グループ一覧画

登録されているグループの一覧を表示します。

この画面は、グループ単位のツリー画面上で、Storageサーバを選択すると表示されます。

4.2.5.1 表示項 

表示される項目を次に示します。

[表4.6 グループ一覧画面の表示項]

項番

表示項目名

説明

1

フォルダ名

選択したサーバに登録されているグループ名

4.2.5.2 操 

グループ一覧画面で対象とするグループを選択すると以下の操作が可能です。

4.2.6 グループ詳細画

グループに登録されている複製ボリュームの詳細情報を表示します。

この画面は、グループ単位のツリー画面上で、表示したいグループを選択すると表示されます。

4.2.6.1 表示項 

表示される項目を次に示します。

[表4.7 グループ詳細画面の表示項]

項番

表示項目名

説明

1

複製元ボリューム名

複製元ボリューム名

2

複製元ボリュームサイズ

複製元ボリュームサイズ

3

複製先ボリューム名

複製先ボリューム名

4

複製先ボリュームサイズ

複製先ボリュームサイズ

5

コピー

コピー方向を表示します。

  • Uni-directional:複製元から複製先への一方向コピーのみ可能です。

  • Bi-directional:双方向コピーが可能です。

7

操作サーバ

複製ボリューム(ペア)の操作サーバを表示します。

  • Original:複製元サーバが操作サーバです。

  • Replica:複製先サーバが操作サーバです。

  • Both:複製元サーバおよび複製先サーバが操作サーバです。

8

コピー方向

コピー方向を表示します。

  • Regular:複製元から複製先へのコピー中です。

  • Reverse:複製先から複製元へのコピー中です。

  • ----:複製未実施です。

9

トラッキング

トラッキング処理の有無を表示します。

  • On:トラッキング処理中です。

  • Off:トラッキング処理中ではありません。

  • ----:スナップショット処理を行っていません。

GDS Snapshot連携の場合は常に"----"となります。

10

更新済みデータ量

以下のいずれかに該当する場合、前回の複製作成後の更新済みデータ量をパーセンテージで表示します。

  • Status欄が"----"かつTrk欄が"on"のとき(すなわち、トラッキング中かつ物理コピーが実施されていないとき)

  • Status欄が"copy-on-write"のとき(すなわち、SnapOPCが実施されているとき)

上記以外の場合は、"----"で表示します。

GDS Snapshot連携の場合は常に"----"となります。

11

Recoveryモード

筐体間同期処理のRecoveryモードを表示します。

  • Automatic:Automatic Recoveryモードです。

  • Manual:Manual Recoveryモードです。

  • ----:筐体間で同期型の複製(REC)を行っていません。

12

Splitモード

筐体間同期処理のSplitモードを表示します。

  • Automatic:Automatic Splitモードです。

  • Manual:Manual Splitモードです。

  • ----:筐体間で同期形の複製(REC)を同期モードで行っていません。

13

転送モード

筐体間同期処理の転送モードを表示します。

  • Synchronous:同期モードです。

  • Asynchronous:非同期モードです。

  • Stack:Stackモードです。

  • Consistency:Consistencyモードです。

  • ----:筐体間で同期型の複製(REC)を行っていません。

14

複製進捗率

  • 複製進行率をパーセントで表示します。複製未実施またはSnapOPC中の場合は"----"を表示します。

15

実行状態

実行状態を表示します。

  • ----:複製未実施です。

  • Synchronous:全面コピー、または差分コピー中です。

  • Equivalent:等価性維持状態です。

  • Replicated:複製確立状態です。

  • Copy-on-write: SnapOPC処理中です。

  • Failed:エラーサスペンド状態です。

  • Halt:ハードサスペンド状態です。

  • Snapshot:スナップショット処理中です。

  • ?????:コピー状況取得に失敗しました。

  • gds-error: GDSによるコピーが異常終了しています。

16

グループ名

グループ名を表示します。

グループに登録されていない場合は、"----"を表示します。


双方向レプリケーションの場合に、反対側のコピーのステータスを表示させるときには、[表示]メニューの[逆方向のコピー状態を表示]オプションにチェックを入れる必要があります。

4.2.6.2 操 

複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細画面で対象とする複製ボリュームを選択時に以下の操作が可能です。

4.3 レプリケーション管理の操作画 

レプリケーション管理には以下の操作画面が用意されています。

4.3.1 複製ボリューム情報の設定画

複製元ボリュームと複製先ボリュームの設定を行います。

以下のいずれかの操作を行うと、“複製ボリューム情報の設定画面”が表示されます。

  1. サーバ一覧画面でサーバを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[複製ボリューム情報の設定]を選択します。

  2. サーバ一覧画面でサーバを選択後、[操作]メニューから[複製ボリューム情報の設定]を選択します。

    サーバを選択すると、そのサーバ内の使用可能なボリュームが一覧表示されます。

    表示されたボリューム一覧から複製元ボリューム/複製先ボリュームを選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

    複製元ボリューム/複製先ボリュームが複製ボリュームとして設定され、レプリケーション処理が実行できる状態になります。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.8 複製ボリューム情報の設定画面の設定/表示項]

項番

項目名

説明

1

サーバ名

登録するボリュームが接続されているサーバを選択します。選択したサーバ内の利用可能なボリューム名一覧が下のリストボックスに表示されます。

2

選択可能なボリューム

選択したサーバ内の利用可能なボリューム名一覧を表示します。ボリューム名は、各操作について1つだけ選択できます。

3

複製元ボリューム

複製元ボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で1つだけ表示します。本項目は編集できません。

4

複製先ボリューム

複製先ボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で1つだけ表示します。本項目は編集できません。

5

<<

本ボタンをクリックすると、“Available Volumes”リストボックスから選択された複製元ボリューム/複製先ボリューム名が設定されます。

6

操作サーバ

複製ボリューム(ペア)の操作サーバを設定します。本コンボボックスは選択された複写元ボリューム/複写先ボリュームの属するサーバが異なっている場合だけ有効になります。

  • 複製元:複製元サーバが操作サーバです。

  • 複製先:複製先サーバが操作サーバです。

  • 両方:複製元サーバおよび複製先サーバが操作サーバです。

7

コピー方向

コピー方向を設定します。

  • 一方向:複製元から複製先への一方向コピーのみ可能です。

  • 双方向:双方向コピーが可能です。

8

ボリュームサイズを比較する

本チェックボックスにチェックを入れると、複製元ボリューム/複製先ボリュームのサイズをチェックします。サイズが異なる場合は複製ボリュームの設定はできません。

9

グループ設定

グループ名を設定します。

  • グループなし:グループに所属しません。

  • 既存グループ:既存のグループに所属させます。

  • 新しいグループ:新しいグループを登録します。

4.3.2 同期処理の開始画

同期型レプリケーション処理(EC/REC)を開始または再開します。

4.3.2.1 同期処理の開始画(ボリューム単位)

以下のいずれかの操作を行うと“複製開始画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細画面で複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[複製開始]を選択します。

  2. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細画面で複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択後、[操作]メニューから[複製開始]を選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

    同期処理が起動され、レプリケーションの状態がステータスフィールドに表示されます。

同期処理の開始は操作サーバ以外では実行できません。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.9 同期処理の開始(ボリューム単位)画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

複製元ボリューム

複製元のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

2

複製先ボリューム

複製先のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

3

転送モード

筐体間同期処理の転送モードを設定します。ステータスが"Replicated"の場合には設定できません。

  • 非同期:非同期モードです。

  • 同期:同期モードです。

  • Stack:Stackモードです。

  • Consistency:Consistencyモードです。

5

Recoveryモード

筐体間同期処理のRecoveryモードを設定します。ステータスが“Replicated”の場合には設定できません。

  • Automatic:Automatic Recoveryモードです。

  • Manual:Manual Recoveryモードです。

5

Splitモード

筐体間同期処理のSplitモードを設定します。“転送モード”が“同期”の場合だけ設定できます。またステータスが“Replicated”の場合には設定できません。

  • Automatic:Automatic Splitモードです。

  • Manual:Manual Splitモードです。

6

オプション

同期処理開始時のオプションを設定します。

  • 通常コピー

  • 初期コピースキップ

  • Remainモードで同期処理を再開する

7

GDS用オプション(Linux/Solarisのみ)

SDXオブジェクトを論理ボリューム単位に操作する場合のオプションを設定します。

  • コピー種別はGDSによって選択される

  • ソフトコピー

8

非操作サーバとの通信を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、同期処理前、処理中、および処理後の操作サーバ以外のボリューム状態を確認できます。本チェックボックスは複製元ボリューム/複製先ボリュームの属するサーバが異なっている場合だけ有効となります。

9

複写先ボリュームの前後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、同期処理前および処理後の複製先ボリューム状態を確認できます。

10

同期処理を逆方向に行う

本チェックボックスにチェックを入れると、複製先ボリュームから複製元ボリュームへ同期処理を開始します。

4.3.2.2 同期処理の開始画(グループ単位)

以下のいずれかの操作を行うと“複製開始画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細画面で複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[複製開始]を選択します。

  2. [操作]メニューから[複製開始]を選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

    同期処理が起動され、レプリケーションの状態がステータスフィールドに表示されます。

同期処理の開始は操作サーバ以外では実行できません。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.10 同期処理の開始(グループ単位)画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

複製元ボリューム

複製元のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

2

複製先ボリューム

複製先のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

3

転送モード

筐体間同期処理の転送モードを設定します。ステータスが"Replicated"の場合には設定できません。

  • 非同期:非同期モードです。

  • 同期:同期モードです。

  • Stack:Stackモードです。

  • Consistency:Consistencyモードです。

5

Recoveryモード

筐体間同期処理のRecoveryモードを設定します。ステータスが“Replicated”の場合には設定できません。

  • Automatic:Automatic Recoveryモードです。

  • Manual:Manual Recoveryモードです。

5

Splitモード

筐体間同期処理のSplitモードを設定します。“転送モード”が“同期”の場合だけ設定できます。またステータスが“Replicated”の場合には設定できません。

  • Automatic:Automatic Splitモードです。

  • Manual:Manual Splitモードです。

6

オプション

同期処理開始時のオプションを設定します。

  • 通常コピー

  • 初期コピースキップ

  • Remainモードで同期処理を再開する

7

GDS用オプション(Linux/Solarisのみ)

SDXオブジェクトを論理ボリューム単位に操作する場合のオプションを設定します。

  • コピー種別はGDSによって選択される

  • ソフトコピー

8

非操作サーバとの通信を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、同期処理前、処理中、および処理後の操作サーバ以外のボリューム状態を確認できます。本チェックボックスは複製元ボリューム/複製先ボリュームの属するサーバが異なっている場合だけ有効となります。

9

複写先ボリュームの前後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、同期処理前および処理後の複製先ボリューム状態を確認できます。

10

グループの同期処理を逆方向に行う

本チェックボックスにチェックを入れると、複製先ボリュームから複製元ボリュームへ同期処理を開始します。

4.3.3 同期処理モード変更画

同期型レプリケーション処理(EC/REC)の転送モードを変更します。

4.3.3.1 同期処理モード変更(ボリューム単位)画

以下のいずれかの操作を行うと“同期処理モード変更画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細画面でボリューム名を選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[同期処理モードの変更]を選択します。

  2. [操作]メニューから[同期処理モードの変更]を選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

同期処理モードの変更は操作サーバ以外では実行することはできません。
同期処理モード変更画面には前回設定した値が表示されます。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.11 同期処理モード変更(ボリューム単位)画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

複製元ボリューム

複製元のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

2

複製先ボリューム

複製先のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

3

転送モード

転送モードを設定します。

非同期:非同期モードです。

同期:同期モードです。

Stack:Stackモードです。

Consistency:Consistencyモードです。

4

Recoveryモード

筐体間同期処理のRecoveryモードを表示します。

  • Automatic:Automatic Recoveryモードです。

Manual:Manual Recoveryモードです。

5

Splitモード

筐体間同期処理のSplitモードを表示します。これらは“Transfer Mode”が“Synchronous”のときだけ設定できます。

  • Automatic:Automatic Splitモードです。

  • Manual:Manual Splitモードです。

6

逆方向に実施されている同期処理に対してモード変更を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、複製先ボリュームから複製元ボリュームへ実施されている同期処理のモード変更を行います。

4.3.3.2 同期処理モード変更(グループ単位)画

以下のいずれかの操作を行うと“同期処理モード変更画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細画面でボリューム名を選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[同期処理モードの変更]を選択します。

  2. [操作]メニューから[同期処理モードの変更]を選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

同期処理モードの変更は操作サーバ以外では実行することはできません。
同期処理モード変更画面には前回設定した値が表示されます。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.12 同期処理モード変更(グループ単位)画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

グループ名

グループ名を表示します。

2

転送モード

転送モードを設定します。

非同期:非同期モードです。

同期:同期モードです。

Stack:Stackモードです。

Consistency:Consistencyモードです。

3

Recoveryモード

筐体間同期処理のRecoveryモードを表示します。

  • Automatic:Automatic Recoveryモードです。

Manual:Manual Recoveryモードです。

4

Splitモード

筐体間同期処理のSplitモードを表示します。これらは“Transfer Mode”が“Synchronous”のときだけ設定できます。

  • Automatic:Automatic Splitモードです。

  • Manual:Manual Splitモードです。

5

逆方向に実施されているグループの同期処理に対してモード変更を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、複製先ボリュームから複製元ボリュームへ実施されている同期処理のモード変更を行います。

4.3.4 複製作成画

スナップショット型レプリケーション処理(OPC/QuickOPC/SnapOPC)の起動、または同期型レプ型レプリケーション処理(EC/REC)をサスペンドします。

4.3.4.1 複製作成(ボリューム単位)画

以下のいずれか操作を行うと“複製作成画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細一覧画面で複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[複製作成]を選択します。

  2. [操作]メニューから[複製作成]を選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

複製作成は操作サーバ以外では実行できません。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.13 複製作成(ボリューム単位)画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

複製元ボリューム

複製元のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

2

複製先ボリューム

複製先のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

3

非操作サーバと通信処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前、処理中、および処理後の非操作サーバのボリューム状態を確認することができます。

本チェックボックスは複製元ボリューム/複製先ボリュームの属するサーバが異なっている場合だけ有効となります。

4

複写先ボリュームの前後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前および処理後の複製元のボリューム状態を確認することができます。

5

複写先ボリュームの前後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前および処理後の複製先のボリューム状態を確認することができます。

6

複写元ボリュームのファイルシステムバッファをフラッシュする(Windowsのみ)

本チェックボックスにチェックを入れると、複製元のボリュームのファイルシステムバッファに対して、フラッシング処理を行います。

7

同期処理を強制サスペンドする

本チェックボックスにチェックを入れると、同期処理を強制的に中断できます。

本チェックボックスは以下の条件で有効となります。

  • 複製元ボリューム/複製先ボリュームの属するサーバが同じである

  • コピー処理の状態が“sync”または“halt”である

本チェックボックスがチェックされた場合、両ボリュームの処理前の確認/処理後の確認にチェックが入り、変更ができなくなります。

8

QuickOPCを行う

本チェックボックスにチェックを入れると、QuickOPC処理を行うことができます。

9

SnapOPCを行う

本チェックボックスにチェックを入れると、SnapOPC処理を行うことができます。

本チェックボックスは以下の条件の場合には指定できません。

  • 複製元ボリューム/複製先ボリュームの属するサーバが異なる場合

  • 同期処理が実行中の場合

10

コンカレントサスペンドを行う

本チェックボックスにチェックを入れると、コンカレントサスペンド処理を行うことができます。

11

複製作成処理を逆方向に行う

本チェックボックスにチェックを入れると、複製先ボリュームから複製元ボリュームへ複製作成を行います。


4.3.4.2 複製作成(グループ単位)画

以下のいずれか操作を行うと“複製作成画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細一覧画面で複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[複製作成]を選択します。

  2. [操作]メニューから[複製作成]を選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

複製作成は操作サーバ以外では実行できません。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.14 複製作成(グループ単位)画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

グループ名

グループ名を表示します。

2

非操作サーバと通信処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前、処理中、および処理後の非操作サーバのボリューム状態を確認することができます。

本チェックボックスは複製元ボリューム/複製先ボリュームの属するサーバが異なっている場合だけ有効となります。

3

複写先ボリュームの前後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前および処理後の複製元のボリューム状態を確認することができます。

4

複写先ボリュームの前後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前および処理後の複製先のボリューム状態を確認することができます。

5

複写元ボリュームのファイルシステムバッファをフラッシュする(Windowsのみ)

本チェックボックスにチェックを入れると、複製元のボリュームのファイルシステムバッファに対して、フラッシング処理を行います。

6

同期処理を強制サスペンドする

本チェックボックスにチェックを入れると、同期処理を強制的に中断できます。

本チェックボックスは以下の条件で有効となります。

  • 複製元ボリューム/複製先ボリュームの属するサーバが同じである

  • コピー処理の状態が“sync”または“halt”である

本チェックボックスがチェックされた場合、両ボリュームの処理前の確認/処理後の確認にチェックが入り、変更ができなくなります。

7

QuickOPCを行う

本チェックボックスにチェックを入れると、QuickOPC処理を行うことができます。

8

SnapOPCを行う

本チェックボックスにチェックを入れると、SnapOPC処理を行うことができます。

本チェックボックスは以下の条件の場合には指定できません。

  • 複製元ボリューム/複製先ボリュームの属するサーバが異なる場合

  • 同期処理が実行中の場合

9

コンカレントサスペンドを行う

本チェックボックスにチェックを入れると、コンカレントサスペンド処理を行うことができます。

10

グループの複製作成処理を逆方向に行う

本チェックボックスにチェックを入れると、複製先ボリュームから複製元ボリュームへ複製作成を行います。

4.3.5 複製処理の停止画

実行中のスナップショット型レプリケーション処理(OPC/QuickOPC/SnapOPC)および同期型レプリケーション処理(EC/REC)を停止します。

4.3.5.1 複製処理の停止(ボリューム単位)画

以下のいずれかの操作を行うと“複製解除画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細一覧画面で複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[複製解除]を選択します。

  2. [操作]メニューから[複製解除]を選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

    指定したオプションに従って、実行中のレプリケーション処理またはトラッキング処理がキャンセルされます。

複製処理の停止は操作サーバ以外でも実行できます。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.15 複製処理の停止(ボリューム単位)画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

複写元ボリューム

複製元のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

2

複写先ボリューム

複製先のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

3

非動作サーバからコピー処理を強制的に停止する

本チェックボックスにチェックを入れると、非操作サーバからコピー処理を強制的に中断します。

本チェックボックスは以下の条件の場合に有効となります。

  • 非操作サーバである場合

  • サーバ間のレプリケーションである場合

4

非操作サーバとの通信を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前、処理中、および処理後の非操作サーバのボリューム状態を確認することができます。

本チェックボックスは複製元ボリューム/複製先ボリュームの属するサーバが異なっている場合だけ有効となります。

5

複写元ボリュームの前後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前および処理後の複製元ボリューム状態が確認できます。本チェックボックスは、コピー状態が“equivalent”の場合以外は指定できません。

6

複写先ボリュームの前後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前および処理後の複製先ボリューム

状態が確認できます。

本チェックボックスは、コピー状態が“equivalent”の場合以外は指定できません。

7

複写元ボリュームのファイルシステムバッファをフラッシュする(Windowsのみ)

本チェックボックスにチェックを入れると、複製元のボリュームのファイルシステムバッファに対して、ロック処理の代わりにフラッシング処理を行います。

本チェックボックスは、コピー状態が“equivalent”の場合以外は指定できません。

8

HALT状態のコピー処理を停止する

本チェックボックスにチェックを入れると、ステータスが“halt”の場合にコピー処理を中断します。

本チェックボックスはコピー状態が“halt”の場合以外は指定できません。

9

トラッキング処理のみ停止する

本チェックボックスにチェックを入れると、差分スナップショット処理を中断します。

本オプションはスナップショット処理ではなく、トラッキング処理だけ中断します。

本チェックボックスは以下の条件で有効となります。

  • ステータスが“----”以外の場合

  • トラッキングが“ON”の場合

10

逆方向に実行されているコピー処理を停止する

本チェックボックスにチェックを入れると、複製先ボリュームから複製元ボリュームへのコピー処理を停止します。

4.3.5.2 複製処理の停止(グループ単位)画

以下のいずれかの操作を行うと“複製解除画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細一覧画面で複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[複製解除]を選択します。

  2. [操作]メニューから[複製解除]を選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

    指定したオプションに従って、実行中のレプリケーション処理またはトラッキング処理がキャンセルされます。

複製処理の停止は操作サーバ以外でも実行できます。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.16 複製処理の停止(グループ単位)画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

グループ名

グループ名を表示します。

2

非動作サーバからコピー処理を強制的に停止する

本チェックボックスにチェックを入れると、非操作サーバからコピー処理を強制的に中断します。

本チェックボックスは以下の条件の場合に有効となります。

  • 非操作サーバである場合

  • サーバ間のレプリケーションである場合

3

非操作サーバとの通信を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前、処理中、および処理後の非操作サーバのボリューム状態を確認することができます。

本チェックボックスは複製元ボリューム/複製先ボリュームの属するサーバが異なっている場合だけ有効となります。

4

複写元ボリュームの前後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前および処理後の複製元ボリューム状態が確認できます。本チェックボックスは、コピー状態が“equivalent”の場合以外は指定できません。

5

複写先ボリュームの前後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、レプリケーション処理前および処理後の複製先ボリューム

状態が確認できます。

本チェックボックスは、コピー状態が“equivalent”の場合以外は指定できません。

6

複写元ボリュームのファイルシステムバッファをフラッシュする(Windowsのみ)

本チェックボックスにチェックを入れると、複製元のボリュームのファイルシステムバッファに対して、ロック処理の代わりにフラッシング処理を行います。

本チェックボックスは、コピー状態が“equivalent”の場合以外は指定できません。

7

HALT状態のコピー処理を停止する

本チェックボックスにチェックを入れると、ステータスが“halt”の場合にコピー処理を中断します。

本チェックボックスはコピー状態が“halt”の場合以外は指定できません。

8

トラッキング処理のみ停止する

本チェックボックスにチェックを入れると、差分スナップショット処理を中断します。

本オプションはスナップショット処理ではなく、トラッキング処理だけ中断します。

本チェックボックスは以下の条件で有効となります。

  • ステータスが“----”以外の場合

  • トラッキングが“ON”の場合

9

逆方向に実行されているコピー処理を停止する

本チェックボックスにチェックを入れると、複製先ボリュームから複製元ボリュームへのコピー処理を停止します。

4.3.6 同期処理反転画

サスペンド状態の筐体間同期型レプリケーション処理(EC/REC)のコピー方向を反転します。

4.3.6.1 同期処理(ボリューム単位)画

以下のいずれかの操作を行うと“同期処理反転画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細一覧画面で複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[同期処理反転]を選択します。

  2. [操作]メニューから[同期処理反転]を選択します。

    [OK]ボタンをクリックするとレプリケーションの方向が反転されます。

同期処理反転は以下の条件の場合だけ有効です。
同期処理反転は操作サーバ以外では実行できません。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.17 同期処理反転(ボリューム単位)画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

複製元ボリューム

複製元のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

2

複製先ボリューム

複製先のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

3

逆方向に実施されている同期処理に対して反転を行う。

本チェックボックスにチェックを入れると、複製先ボリュームから複製元ボリュームへのコピー処理を反転します。

4.3.6.2 同期処理(グループ単位)画

以下のいずれかの操作を行うと“同期処理反転画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細一覧画面で複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[同期処理反転]を選択します。

  2. [操作]メニューから[同期処理反転]を選択します。

    [OK]ボタンをクリックするとレプリケーションの方向が反転されます。

同期処理反転は以下の条件の場合だけ有効です。
同期処理反転は操作サーバ以外では実行できません。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.18 同期処理反転(グループ単位)画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

グループ名

グループ名名表示します。

2

逆方向に実施されているグループの同期処理に対して反転を行う。

本チェックボックスにチェックを入れると、複製先ボリュームから複製元ボリュームへのコピー処理を反転します。

4.3.7 複製ボリューム情報の削除画

レプリケーション運用で使用する複製元/複製先ボリュームを削除することができます。

以下のいずれかの操作を行うと"複製ボリューム情報の削除画面"が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム詳細一覧画面で複製元ボリュームまたは複製先ボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[複製ボリューム情報の削除]を選択します。

  2. [操作]メニューから[複製ボリューム情報の削除]を選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

    レプリケーションボリューム情報が削除されます。

レプリケーションボリューム情報削除処理は操作サーバ以外では実行できません。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.19 複製ボリューム情報の削除画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

複製元ボリューム

複製元のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

2

複製先ボリューム

複製先のボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

3

緊急操作モード

本チェックボックスにチェックを入れると、アドバンスト・コピーの実行状態確認を行わないで複製ボリューム情報を削除します。

4

相手サーバとの通信を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、複製ボリュームの削除処理中にサーバ間通信を行います。

相手サーバの復旧が見込めない場合のみ使用してください。

本チェックボックスはサーバ間のレプリケーションの場合だけ有効になります。

⇒項番3以降は、運用手引書のswsrpdelvolコマンドの説明に合わせてください。

4.3.8 資源整合画

システム異常またはそのほかの問題により、レプリケーション管理情報に矛盾が発生した場合に、本画面で正常なレプリケーション管理情報を再作成します。

以下のいずれかの操作を行うと“資源整合画面”が表示されます。

  1. サーバ一覧画面でサーバを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[資源整合]を選択します。

  2. [操作]メニューから[資源整合]を選択します。

    各オプションを設定後、[OK]ボタンをクリックします。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.20 資源整合画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

サーバ名

資源整合を行うサーバ名を表示します。

2

レプリケーション管理簿を再作成する

本チェックボックスにチェックを入れると、Storage管理サーバからのダウンロードにより、Storageサーバ上にレプリケーション管理ファイルを再作成します。

3

未実施の後処理を行う

本チェックボックスにチェックを入れると、未実施の後処理を実行します。

4.3.9 転送バッファ状態画

RECの非同期Consistencyモードで使用するバッファ情報を表示します。

以下のいずれかの操作を行うと“転送バッファ状態画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム一覧画面でボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[転送バッファ状態の表示]を選択します。

  2. 複製元ボリューム/複製先ボリューム一覧画面でボリュームを選択後、[操作]メニューから[転送バッファ状態の表示]を選択します。

    情報の確認後、[OK]ボタンをクリックします。

転送バッファ状態の表示は、異なるサーバ間でのレプリケーションのときだけ実行することができます。
受信用のバッファ使用率は常に0%と表示されます。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.21 転送バッファ状態画面の表示項]

項番

表示項目名

説明

1

ボリューム名r

ボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

2

筐体識別子

指定したボリュームが存在する筐体の筐体識別子を表示します。

3

バッファID

バッファのIDを表示します。

4

用途

バッファの用途を表示します。

5

使用率

バッファの使用率をパーセントで表示します。

6

リモート筐体識別子

接続先として設定されている筐体の筐体識別子を表示します。

4.3.10 バッファ設定変更画

RECの非同期Consistencyモードで使用するバッファの設定を変更します。

以下のいずれかの操作を行うと“バッファ設定変更画面”が表示されます。

  1. 複製元ボリューム/複製先ボリューム一覧画面でボリュームを選択後、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューから[バッファ設定変更]を選択します。

  2. 複製元ボリューム/複製先ボリューム一覧画面でボリュームを選択後、[操作]メニューから[バッファ設定変更]を選択します。

    設定値の変更後、[OK]ボタンをクリックします。

バッファ設定変更は、異なるサーバ間でのレプリケーションのときだけ実行することができます。また、バッファがあらかじめ設定されている必要があります。
受信用のバッファ使用率は常に0%と表示されます。

設定項目および表示項目を次に示します。

[表4.22 バッファ設定変更画面の設定/表示項]

項番

表示項目名

説明

1

ボリューム名r

ボリューム名を“ボリューム名@サーバ名”の形式で表示します。

2

筐体識別子

指定したボリュームが存在する筐体の筐体識別子を表示します。

3

バッファID

バッファのIDを表示します。

4

用途

バッファの用途を表示します。

5

使用率

バッファの使用率をパーセントで表示します。

6

リモート筐体識別子

接続先として設定されている筐体の筐体識別子を表示します。

7

転送バッファ用途

変更するバッファの用途を設定します。

  • 送信(SEND):送信用に設定します。

  • 受信(RECV):受信用に設定します。

代替パス設定画面

複製元ボリューム/複製先ボリューム一覧画面で選択したボリュームが、SDXオブジェクトの論理ボリュームの場合は、以下の画面で代替パスを指定します。

4.4 必要となるアクセス

レプリケーション関連の画面で必要となるアクセス権について説明します。アクセス権の詳細については、本マニュアルの『認証機構画面の操作』を参照してください。

操作名

更新権

操作権

参照権

画面表示

転送バッファ状態

同期処理の開始

×

同期処理モード変更

×

複製作成

×

複製処理の停止

×

同期処理反転

×

資源整合

×

複製ボリューム情報の設定

×

×

複製ボリューム情報の削除

×

×

バッファ設定変更

×

×

○:操作可能 ×:操作不可


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