PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 （Linux版）

15.1 機能概要

PRIMECLUSTER Wizard for PowerGres Plusは、PRIMECLUSTER 上で PowerGres Plus のクラスタ運用を行うためのソフトウェア製品です。PRIMECLUSTER 上で PowerGres Plusのスタンバイ運用(コールドスタンバイ)を行うことができます。

起動・停止の制御

userApplication の状態遷移に従って、PowerGres Plus データベースサーバを自動的に起動・停止します。PowerGres Plus データベースの起動は、 pg_ctl コマンドを使用することにより、データベースが異常な状態である場合にリカバリ処理を実施しながら起動します。PowerGres Plus データベースサーバの停止においては、fast モード （デフォルト）で停止を行い、userApplication の異常終了の場合には、immediate モード (デフォルト) で PowerGres Plus データベースサーバを停止します。

異常監視

PowerGres Plus データベースサーバの監視を行います。
PowerGres Plus データベースサーバの監視を行うために PowerGres Plus への接続を行い、定期的に監視用のテーブルの参照を SQL コマンドで行います。そのため、PowerGres Plus データベースサーバのプロセス生死だけでなく、論理的な異常も検出することが可能です。PowerGres Plus データベースサーバがハングアップしているような状態でも SQL コマンドが一定時間内に復帰しない場合にタイムアウトして異常を通知します。

環境構築

PowerGres Plus を PRIMECLUSTER 上で動作させるための 環境設定ウィザードにより、容易かつ安全に PowerGres Plus のクラスタ環境を構築できます。