Interstage Application Server 使用上の注意 - Solaris (TM) Operating Environment - |
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第3章 注意事項 |
Servletサービスの実行環境はTomcat4.1.24をベースとしています。
Tomcat4.1.24とTomcat4.1.xの仕様の違いにより、Tomcat4.1.xで動作するServletもしくはJSPアプリケーションであっても動作しない場合があります。
WebサーバがSSL環境で動作している場合には、セション管理用クッキーに自動的にSecure属性を付加します。
SSLアクセラレータを使用しておりWebサーバが非SSL(HTTP)で動作している場合にはSecure属性は自動的に付加しません。以下に、Secure属性を付加する方法を説明します。
【V6.0のServletサービスの場合】
“セキュリティシステム運用ガイド”の“Servletサービスにおける環境設定”を参照してください。
【旧バージョンのServletサービスの場合】
以下の“JServletプロパティファイル”を変更してください。
定義ファイル名:jservlet.properties
格納場所 :/etc/opt/FJSVjs2
定義項目 :com.fujitsu.interstage.jservlet.session.cookie.secure.mode=auto|secure
定義例 :com.fujitsu.interstage.jservlet.session.cookie.secure.mode=secure
旧バージョンのServletサービスを使用する場合は、以下にも注意してください。
V3.0ではJSPのリロード機能は常に有効でしたが、V3.1より運用時の性能向上を目的として環境定義でリロード機能の有効/無効を切り替えることが可能になりました。リロード機能は、サーブレット・コンテナ環境定義ファイルのWebアプリケーションの環境定義のreloadable属性で定義します。V3.1以降ではデフォルトでリロード機能は無効になっています。
JDK/JRE1.3環境において、Servletサービスを使用した場合には、Windows(R)をログオフしないでください。ログオフしてしまうと、JDK1.3の障害(Bug Id:4323062)により、サーブレット・コンテナ(Java VM)が異常終了します。なお、JDK1.3の障害に対する詳しい情報については、Sun Microsystems社のBug Paradeを参照してください。本障害はJDK1.3.1環境であれば障害が修正されています。JDK1.3.1環境の場合は、JServlet環境定義ファイルの“default.bin.parametersまたは[containername].bin.parameters”に、-Xrsを指定してください。
InfoProvider ProのアクセスログのURI形式がV4.0より変更されました。V3.1までは、Webブラウザで要求したURIはREQUEST_URIに出力されていましたが、V4.0以降ではURIが直接出力されるようになります。
[V3.1まで]
localhost - - [24/Jul/2001:13:44:26 +0900] "POST /F3FMjs2/jsgw.dll?REQUEST_URI=/sample/servlet/HelloServlet HTTP/1.1" 200 270
[V4.0以降]
localhost - - [24/Jul/2001:13:44:26 +0900] "POST /sample/servlet/HelloServlet HTTP/1.1" 200 270
セションリカバリ機能でSession Registy サーバをデフォルトのインストールディレクトリ以外のディレクトリに再インストールを行う場合は、以下のディレクトリから必要なファイルを退避した後、ディレクトリをすべて削除してから行ってください。
/opt/FJSVjs2sr
/etc/opt/FJSVjs2sr
/var/opt/FJSVjs2sr
SSL環境と非SSL環境の両方のWebサーバから同一のサーブレット・コンテナに接続する構成においては、SSL環境のWebサーバを経由した時に作成されたセション情報は、非SSL環境のWebサーバを経由した時には参照できません。
6.0.2より、P807006の障害を吸収していますが、これに伴い、以下の問題が発生することがあります。以下の場合は、アプリケーションを修正してください。
Java言語仕様への準拠を強制されるため、Java言語仕様に準拠していないコードが記述されたJSPはコンパイルできません。
アプリケーションの問題箇所を修正してください。
本現象が発生する場合は、直列化可能クラスに明示的な直列化バージョンUIDを設定する必要があります。詳細は、SDKドキュメントの“Java 2 Platform, Standard Edition, v1.4.0とv1.3における非互換性”を参照してください。
JServlet環境定義ファイル内でJava VMの起動オプション([containername].bin.parametersまたはdefault.bin.parametersで指定)に“-Xrs”を指定できません。
指定する必要がある場合は、full thread dump自動採取機能を無効にしてください。
設定方法については、“移行ガイド”の“旧バージョンのServletサービスの環境定義ファイル”−“JServlet環境定義ファイルの定義項目”−“container.threaddump.auto”を参照してください。
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