Interstage Application Server 使用上の注意 - Solaris (TM) Operating Environment -
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第2章 制限事項> 2.16 ポータル機能の制限事項

2.16.1 コンテンツ中のスクリプトなどの制限事項

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

ポータル機能を通して外部コンテンツを参照する場合、そのコンテンツ中にJavaScript、JScript および VBScript などのスクリプトが記述されているとポータル機能でコンテンツが正しく表示できないかまたはスクリプトが正しく動作しない場合があります。(※)

スクリプトエラーが発生した場合、表示内容の欠落、およびリンクのクリックなどの処理の不具合が発生した場合には、別ウィンドウに表示させてください。
(別ウィンドウ表示は、ブリックの別ウィンドウボタンを押すか、Interstage Portalworks 管理者ガイドの“画面追い出し機能について"に従って、除外URLを指定してください。)

未定

2

ページ内のアンカー移動は、ポータル機能のブリック中での動作と直接ブラウザに表示した場合とで動作が異なります。ポータル機能のブリック中でのアンカー移動では、コンテンツを再描画します。
例:<a href="#top">先頭へ</a>

ポータル機能を介入させない場合とコンテンツ中の動作が異なる場合は、コンテンツを別ウィンドウに表示させてください。

未定

 (※)JavaScript および JScript の場合は、以下に該当する場合に ポータル機能で表示できないまたは、動作しないものがあります。

  1. eval()で書き換えが必要なスクリプトが評価された場合、または、setTimeout(), setInterval()で書き換えが必要なスクリプトが引数として記述された場合
    (例) eval("document.location=" + "http://foo/bar" + query);
    (例) setTimeout("document.location = " + "http://foo/bar" + query",2000);
    (例) setInterval("document.location = " + "http://foo/bar" + query",1000);
  2. document.write()で書き換えが必要なスクリプトまたは、HTMLが記述された場合
    (例) document.write("document.location = " + "http://foo/bar" + query");
    (例) document.write("<IMG ");document.write("SRC='/image.gif'>");
  3. 書き換え対象のオブジェクト部分に"("または、")"を使用している場合
    (例) foo(x, y).bar.href = "http://xxxxx";
  4. スクリプト中で以下のプロパティを参照し処理を行う場合に正しく動作しない場合があります。
     document.URL
     document.domain
     document.referer
     location.protocol
     location.host
     location.hostname
     location.port
     location.pathname
     location.hash
     location.search
     location.href
  5. with()で書き換えが必要なスクリプトが評価された場合
    (例)with(document.F1){
          target="newTarget";
          acrion="action.cgi";
       }
  6. window.nameやself.nameにより、ウィンドウ名を設定している場合、ポータル機能のブリックフレーム内での制御ができません。(ポータル機能のブリックフレーム中の戻るアイコン、ホームアイコンなどを押した際に別のウィンドウが開き、その中にコンテンツが表示されます。)
  7. HTMLコンテンツ中のJavaScriptで接続先のサーバのCookieを制御する処理を行っている場合、そのCookieは、接続先のサーバにまで通知されません。接続先のサーバ側でCookieを必要としている場合は、接続先のサーバ側の動作に問題が発生することがあります。
  8. onLoadイベントにより呼び出されるJavaScript中にhistory操作を行うメソッド(例えば、history.back();)が記述されていると無限にコンテンツの再読み込みが実行される場合があります。この現象が発生した場合、ブラウザを閉じて終了し、該当コンテンツをブリック内に表示しないように設定を変更してください。

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